2026年10月1日(木)、国内女子ツアーの公式戦「日本女子オープンゴルフ選手権」の第1ラウンドが、宝塚ゴルフ倶楽部旧コース(6185ヤード・パー70)で行われた。阿部未悠とアマチュアの荒木七海がともに「64」をマークし、通算6アンダーで首位タイに立った。両者ともにノーボギーという完璧なプレーで、リーダーボードのトップに躍り出た。
画像: ショット力を見せた阿部未悠(左)とアマチュア・荒木七海(右)が首位タイに並んだ

ショット力を見せた阿部未悠(左)とアマチュア・荒木七海(右)が首位タイに並んだ

阿部未悠:際どいパーパットを沈める粘りとパー3の攻略

画像: 6バーディノーボギーの「64」で、2週連続の初日首位タイに立った阿部未悠

6バーディノーボギーの「64」で、2週連続の初日首位タイに立った阿部未悠

この日、先週の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」初日で見せた「66」という好スコアを上回る安定したプレー(6アンダーノーボギー)を披露した阿部未悠。

「本当によくショットがついてくれたし、際どいパーパット、ちょっと微妙な距離のパーパットとかも結構沈めることができて、流れ的には本当にいいラウンドだった」と、ノーボギーで回り切った初日を振り返る。

特に意識していたのが、コースの要所となるパー3だ。「パー3がすごく多い(通常は4ホールだが、今回は6ホール)ので、そこが結構キーホールだった。距離があるところもあるし、そこが攻略できたらいいなと思っていた」と語る通り、戦略的なマネジメントが光った。アマチュア時代にも出場した思い出深いメジャー大会であり、毎年コースが変わるなかでも自身のベストなプレーを心がけて挑んでいるという。ボギーになりそうな箇所もしっかりパーセーブし、ショットとパットが見事に噛み合った1日となった。

荒木七海:姉も驚く飛距離アップと自己ベスト「64」の躍動

画像: 1イーグル4バーディで、阿部と首位タイに並んだ荒木七海

1イーグル4バーディで、阿部と首位タイに並んだ荒木七海

一方、荒木優奈の妹で、11月に最終プロテストを控えるアマチュア・七海も1イーグル4バーディノーボギーという圧巻のプレーを見せ、「今日の6アンダーがベストスコアだったので、すごい嬉しいです」と喜びを爆発させた。

5番(532ヤード・パー5)でのイーグルを、彼女はこう振り返った。

「本当はティーショットを刻む予定だったんですけど、すごい調子が良かったのでドライバーを打って。(いいところだったので、セカンドを)狙ったら(ピン)手前の4メートルぐらいにつきました」(七海)

好調なドライバーの裏には、大きな進化がある。前日の練習ラウンド後には、姉・優奈が、「飛距離、伸びた? 練習ラウンドしたらなんか勝てなくて(笑)。5ヤードくらいおいていかれた」と語った通り、飛距離が約10ヤード伸びて平均240ヤードに達する成長を遂げていたのだ。

好調っぷりは飛距離だけでなく、方向性にも表れている。「ほとんどラフに行かなくて。ラフに行ったら結構みんな(長い芝に)食われたりしてたんですけど、そういうのがなかった」と、この抜群の安定感がピンを狙えるショット力につながった。

前日の練習ラウンドで語り合った、荒木姉妹の強さと魅力

「でも実はショットがイマイチだったホールでバーディ、ビタっとついたところではパー、みたいなプレーだった」と冷静になる部分も。そのせいか、首位タイ発進でも前日と変わらず「明日からもアンダーパーで回ることと、ローアマチュアを獲れたらいいかなと思う」と謙虚に意気込んだ。

ポイント配分が倍になる公式戦で、プロたちが気合の巻き返しを図るのか。それとも怖いものなしのアマチュアが勝ち抜くのか。宝塚の地で繰り広げられる熱戦に期待が高まるばかりだ。

写真/岡沢裕行


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