
ショット力を見せた阿部未悠(左)とアマチュア・荒木七海(右)が首位タイに並んだ
阿部未悠:際どいパーパットを沈める粘りとパー3の攻略

6バーディノーボギーの「64」で、2週連続の初日首位タイに立った阿部未悠
この日、先週の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」初日で見せた「66」という好スコアを上回る安定したプレー(6アンダーノーボギー)を披露した阿部未悠。
「本当によくショットがついてくれたし、際どいパーパット、ちょっと微妙な距離のパーパットとかも結構沈めることができて、流れ的には本当にいいラウンドだった」と、ノーボギーで回り切った初日を振り返る。
特に意識していたのが、コースの要所となるパー3だ。「パー3がすごく多い(通常は4ホールだが、今回は6ホール)ので、そこが結構キーホールだった。距離があるところもあるし、そこが攻略できたらいいなと思っていた」と語る通り、戦略的なマネジメントが光った。アマチュア時代にも出場した思い出深いメジャー大会であり、毎年コースが変わるなかでも自身のベストなプレーを心がけて挑んでいるという。ボギーになりそうな箇所もしっかりパーセーブし、ショットとパットが見事に噛み合った1日となった。
荒木七海:姉も驚く飛距離アップと自己ベスト「64」の躍動

1イーグル4バーディで、阿部と首位タイに並んだ荒木七海
一方、荒木優奈の妹で、11月に最終プロテストを控えるアマチュア・七海も1イーグル4バーディノーボギーという圧巻のプレーを見せ、「今日の6アンダーがベストスコアだったので、すごい嬉しいです」と喜びを爆発させた。
5番(532ヤード・パー5)でのイーグルを、彼女はこう振り返った。
「本当はティーショットを刻む予定だったんですけど、すごい調子が良かったのでドライバーを打って。(いいところだったので、セカンドを)狙ったら(ピン)手前の4メートルぐらいにつきました」(七海)
好調なドライバーの裏には、大きな進化がある。前日の練習ラウンド後には、姉・優奈が、「飛距離、伸びた? 練習ラウンドしたらなんか勝てなくて(笑)。5ヤードくらいおいていかれた」と語った通り、飛距離が約10ヤード伸びて平均240ヤードに達する成長を遂げていたのだ。
好調っぷりは飛距離だけでなく、方向性にも表れている。「ほとんどラフに行かなくて。ラフに行ったら結構みんな(長い芝に)食われたりしてたんですけど、そういうのがなかった」と、この抜群の安定感がピンを狙えるショット力につながった。
前日の練習ラウンドで語り合った、荒木姉妹の強さと魅力
「でも実はショットがイマイチだったホールでバーディ、ビタっとついたところではパー、みたいなプレーだった」と冷静になる部分も。そのせいか、首位タイ発進でも前日と変わらず「明日からもアンダーパーで回ることと、ローアマチュアを獲れたらいいかなと思う」と謙虚に意気込んだ。
ポイント配分が倍になる公式戦で、プロたちが気合の巻き返しを図るのか。それとも怖いものなしのアマチュアが勝ち抜くのか。宝塚の地で繰り広げられる熱戦に期待が高まるばかりだ。
写真/岡沢裕行

