フェデックスカップ・フォール(秋季大会)2戦目「バンク・オブ・ユタ選手権」は今年が3回目と歴史が浅いトーナメント。第1回大会(当時の大会名はブラックデザート選手権)ではコーンフェリーツアー(下部ツアー)から昇格したばかりの26歳マット・マッカーティが優勝。昨年(第2回大会)の覇者マイケル・ブレナンは当時23歳。彼は今年ウィンダム選手権で2勝目を挙げ大ブレイクした。若手が初優勝を挙げるのに相応しい舞台で、今年トロフィーを掲げるのは誰だ?

スコアの伸ばし合いとなった初日は9アンダー62をマークした30歳のザック・ボシューが単独トップに立ち、連覇を狙うブレナンも2打差の11位タイとまずまずのスタートを切った。

だがここで注目したいのは20代の初Vを目指す若手。なかでもPGAツアー・ユニバーシティランキング1位の資格で今年6月にプロデビューした23歳のベン・ジェームスは優勝候補の本命だ。

画像: 6アンダー17位タイでバンク・オブ・ユタ選手権初日を終えたベン・ジェームス

6アンダー17位タイでバンク・オブ・ユタ選手権初日を終えたベン・ジェームス

プロ3戦目で勝ってプレジデンツカップのメンバーに抜擢されたジャクソン・コイブンばかりにスポットライトが当たっているが、ジェームスもバージニア大学時代4年連続でオールアメリカン・ファーストチームに選ばれた史上5人目のプレーヤーとして鳴り物入りでプロ入りした逸材だ。

今年9試合に出場し予選落ちは1回だけ。ブレナンが勝ったウィンダム選手権で単独3位、フォールシリーズ初戦のビルトモア選手権でも最終日に「61」(10アンダー!)をマークし単独2位に食い込んでいる。

直近の2試合とも最終日「61」を叩き出しており爆発力に定評がある。ショットもパットもエリート並みで、出場試合不足でデータは乏しいが、もし年間統計の対象者だったら「ストローク・ゲインド:ティー・トゥ・グリーンの部門でトップ10入りしていただろう」といわれている。

ラウンド後のインタビューでは「出だしは少しもたつきましたが粘り強くプレーできました」と語り「(10番スタートの)16番で50フィート(約15メートル)のパットが決まって、折り返し直後の1番でチップイン。そこからパッティングの調子が上がり最後もバーディで締めくくることができました。いいラウンドになりましたね」と手応えを滲ませた。

コイブンは「地元でよく一緒にプレーする親しい友人。お互いの活躍を祈っていますし、彼は素晴らしい結果を出していると思います。僕は僕で自分自身に集中しベストを尽くすだけです」。

大穴は地元ユタのブリガムヤング大学に通う2年生のアマチュア、キヘイ・アキナ。アマチュア世界ランキング10位につけるハワイ出身の20歳は、今年の春カレッジゴルフの最優秀1年生に贈られるフィル・ミケルソン・フレッシュマン・オブ・ザ・イヤーを受賞。14試合に出場し優勝2回、トップ10入り11回と受賞に相応しい成績を収めている。

24年のこの大会でツアー初出場を果たしたときは予選落ちに終わっているが、今年はプエルトリコオープンで予選を突破し16位タイに入るなど実力はかなりのもの。

初日は序盤で2つのボギーを叩いたが尻上がりに調子を上げ、上がり3連続バーディで4アンダー「67」をマーク。コイブン(69/65位タイ)より上の40位タイにつけた。

この2人に注目しながら戦況を見守るのも一興ではないだろうか。

写真/Getty Images

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画像: PGA Tour Highlights | Round 1 | Bank of Utah Championship | 2026 www.youtube.com

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