第20回アジア競技大会のゴルフ競技の3日目が、愛知県の春日井カントリークラブ東コース(7035ヤード・パー70)で行われた。男子団体戦で初日から首位を守っていた日本代表「TEAM JAPAN」は、この日19アンダー(401ストローク)にとどまり、20アンダーまで伸ばした韓国に1打差で逆転を許し、2位へ後退した。個人戦ではプロの比嘉一貴が11アンダーで2位タイに浮上した一方、中島啓太は8アンダーの5位タイとなり、明日の最終日に逆転での金メダル獲得を目指す。
画像: 3日目パープレーでスコアを伸ばせなかった中島啓太

3日目パープレーでスコアを伸ばせなかった中島啓太

比嘉一貴が個人戦で2位に浮上

画像: 67をマークし個人戦2位に浮上した比嘉一貴

67をマークし個人戦2位に浮上した比嘉一貴

風が強くピン位置も厳しいタフなコンディションのなか、日本チームをけん引したのはこの日「67」をマークし、11アンダーまで伸ばした比嘉だ。「今日はチャンスが少なくて風もあり、ピンもふっていたので、3日間で一番タフなコンディションだったかなと思います」とラウンドを振り返った。それでも「パッティングは3日間で一番気持ち良く打てました。1個だけボギーがもったいなかったですけど、難しい17番でバーディが取れたのは明日につながるかなと思います」と手応えを口にした。

一方、前日まで好調を維持していた中島は「70」とスコアを伸ばしきれず、8アンダーの5位タイ。「比嘉さんが伸ばしてくれているなかで伸ばせなかったのは、日本が1位から落ちてしまった原因は僕なので悔しいです」と悔しさをにじませた。「今日はショットが良くなかったのでそこをちょっとだけでも修正できればいいなと思います。良いポジションにはいるので、1位に立っている韓国の選手はプレッシャーもあると思いますし、しっかり自分のできることだけ集中したい」と前を向いた。

日本を逆転して首位に立った韓国チームをけん引したのが、3日目に「65」を叩き出し個人戦でも12アンダーで単独トップに躍り出たトム・キム(キム・ジュヒョン)だ。今季PGAツアーの「ジェネシス・スコットランドオープン」でツアー4勝目を挙げるなどフェデックスカップランキングは14位、世界ランキングは32位を誇る。今大会でも世界トップ選手の実力を発揮し、韓国の首位奪取を後押しした。

1打差を追う最終日に向けて比嘉は、「接戦になると思うので、団体戦とはいえワンストロークが勝敗を分けると思う。みんなが強い気持ちを持って挑むしかないかなと思います」とコメント。中島も「団体で勝つことが日本チームの目標なので、そのために貢献できるように頑張ります」と力強く誓った。明日の最終ラウンド、日本代表の逆転金メダルへの期待が高まる。

女子チームは9位と低迷

画像: 個人戦15位タイで日本勢最上位の長澤愛羅

個人戦15位タイで日本勢最上位の長澤愛羅

一方、女子は団体戦で日本チームが6オーバーで9位。15アンダーで首位に立つ中国を追う展開となっている。個人戦では長澤愛羅が2オーバーで日本勢最上位の15位タイ。後藤あいが6オーバーの20位、新地真美夏が7オーバーの21位につけている。個人首位は15アンダーのプラナビ・シャラト・ウルス(インド)だ。

写真/JGA提供

◆男子団体 第3ラウンド(3日目)成績【1位~5位】

1位:韓国 (KOR) 20アンダー(400ストローク)
・トム・キム:65
・ムン・ドヨブ:69
(キム・ソンヒョン:69)

2位:日本 (JPN) 19アンダー(401ストローク)
・比嘉一貴:67
・中島啓太:70
(本大志:72)

3位タイ:中国 (CHN) 18アンダー(402ストローク)
・ジン・ジーハオ:68
・ジェン・ユンハー:69
(ディン・ウェニー:70)

3位タイ:チャイニーズ・タイペイ (TPE) 18アンダー(402ストローク)
・チャン・シーチャン:65
・ワン・ウェイシュエン:68
(ホン・チェンヤオ:70)

5位:タイ (THA) 12アンダー(408ストローク)
・サドム・ケオカンジャナ:63
・プーム・サクサンシン:67
(ポンサパック・ラオパクディー:73)

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