
宮城県にある松島国際CC
宮城県にある松島国際CCは、アウト9番およびイン18番ホールに最新鋭のLED照明を導入し、夜間レジャープロジェクト「松国ナイト」を開始している。
東北の日没は早い。回り切れない組のため、また夏季の酷暑対策に最終ホールだけでもナイター設備を、という声があったという。
「ナイター設備の計画はずっと前からあったのですが、クラブハウスの電源は容量不足で不可能でした。今回は変圧器を新しくして、やっと可能になったのです。それで単にプレー時間の延長というだけでなく、ゴルファー以外の人たちを呼び込めないか、という構想になっていったのです。それが地域貢献にもつながりますから」(同CC総支配人・宮田真樹氏)
まずゴルファーのためには「1ホール完全貸し切り回り放題」を企画。日中のプレーとは一味違う、幻想的な光に包まれたゴルフを楽しめる趣向である。ティーショットの打ち直しやバンカーの反復練習も自由自在。1日2組限定(2時間貸し切り、カート1台、税別1万2000円)のプレミアムプランだ。
非ゴルファーのために用意されたプランは、夜間にフェアウェイを開放する「星空観望会」。東北の空は闇が深いからさぞかし星がきれいだろう。また地元企業の夜間懇親会や、地域共創の場として結婚式や盆踊りなども企画しているという。残り7ホールもいずれ照明を増設し、東北初の9ホールナイターコースにするという。
「私たちが米国にいて感じたのは、米国のゴルフ場は本来の意味のカントリークラブです。それを目指したいですね。それが地元還元に結び付いてくれれば……」(前出・宮田氏)
同CCは1970年開場。設計は鹿島建設。鹿島建設は旧軽井沢GCを経営しているので、設計にも造詣が深い。ベントの1グリーン。景勝地松島近くの松林に囲まれた丘陵コース。ブラインドホールがなく、ピンの位置が見通せるので、初見参でも公平なプレーができよう。
※週刊ゴルフダイジェスト2026年10月13日号「バック9」より
