
通算9アンダーの7位タイに浮上した山下美夢有(左)と畑岡奈紗(右)
非常に気の早い話ですが、仮に山下選手が本大会で優勝すれば、シーズン3勝目、通算5勝目。畑岡選手が勝てば今シーズン初優勝で、通算8勝目となります。その記録を日本勢の歴代勝利数と比較してみました。
まず、日本勢でシーズン最多勝記録をもっているのは宮里藍さん。2010年にシーズン5勝を挙げています。2010年は藍さんが日本人史上初となる世界ランク1位に輝いた年。当時25歳での快挙でした。
それに次ぐのが岡本綾子さんで、1987年に4勝を挙げています。この年、綾子さんは「アメリカ人以外で史上初の米女子ツアー賞金女王」という名誉を獲得。プレーヤー・オブ・ザ・イヤーも獲得しています。
取らぬ狸の皮算用的になりますが、もし山下選手が勝利した場合、レジェンド2名に次ぐ、史上3番目の年間勝利数記録となります(岡本綾子さんは2度年間3勝を挙げています)。
ちなみに年間2勝を達成した選手は多く、岡本選手、宮里選手、山下選手以外でも、小林浩美日本女子プロゴルフ協会会長、野村敏京選手、そして畑岡奈紗選手も年間2勝を挙げています。
一方の米女子ツアー通算勝利数は岡本綾子さんが突出しており、日本勢唯一の二桁勝利となる17勝。次いで宮里藍さんの9勝と続きます。
現在米女子ツアーに参戦している現役選手では畑岡奈紗選手の7勝が最多。山下選手は2025年の参戦初年度に2勝、今季も2勝を積み重ね、小林浩美さんと並んで日本勢4位タイの4勝を挙げています。
というわけで、もし今週山下選手が勝てば年間勝利数は3となり歴代3位。通算勝利数は5勝となって単独4位になります。畑岡選手が勝てば通算勝利数を8まで伸ばし、宮里藍さんの記録に「あとひとつ」と迫ります。
宮里藍さんのシーズン5勝ならびに世界ランク1位、岡本綾子さんの通算17勝にプレーヤー・オブ・ザ・イヤー。どれも歴史に燦然と輝く記録であり、アンタッチャブル感のある記録に感じられますが、山下選手、畑岡選手はバリバリの現役ど真ん中。他の選手も含め、更新の可能性はあります。
「ロッテ選手権」に話を戻せば、山下選手と畑岡選手のほか、岩井明愛選手、西郷真央選手、笹生優花選手、岩井千怜選手、竹田麗央選手、吉田優利選手、櫻井心那選手、西村優菜選手が予選を通過しています。
残り2日間、勝って日本のレジェンドたちの記録に迫るのは誰になるでしょうか。
