初日、2日目と米ツアー自己ベストとなる「63」をマークして2位に5打差のトップで、最終日をスタートした西村優菜。前半で2バーディ、2ボギーとスコアを伸ばせず、後続に追い付かれる。
「8番のグリーンでリーダーボードを見ました。でも不思議と安心感があって、むしろもっとアグレッシブにいこうとモチベーションが上がりました。そして、その通りにプレーできました」と振り返ったように、14番パー5でイーグル、続く15番でバーディ、とスコアを伸ばす。
「後半の9ホールが鍵になると思っていました。とにかく自分を信じて、最後まで攻めの姿勢を貫くことができたと思います」
18番でも、「もし3パットをしてしまったら恥ずかしいなと思ったので、とにかくあのパットを決めることに集中していました」とバーディパットを沈め、2位に5打差をつける圧勝でLPGA初優勝を飾った。
その快進撃を支えたのが、8月の「ポートランドクラシック」から愛用し始めたニューパター、「TRTL(タートル)」のショートスラントネックモデル「TRTL S」。
「TRTL」シリーズは、ヘッド四隅のウェイト調整が可能なのが利点のひとつで、西村は、前側ウェイトの2つを各2.5グラム、後ろ側の2つを各1.5グラムにカスタマイズしている。標準仕様と比べると、ヘッド全体で32グラムもの軽量化&浅重心ヘッドとなっている。
ドライバーなどの飛距離でアドバンテージを取ることができない西村にとって、グリーン上は生命線のひとつ。

ウィニングパットも「TRTL」!(Ph/Getty Images)
今大会の3日間は、バーディ20個、イーグル2個と、アンダーパーを量産。試合後、「入れどころで強気に打ったパッティングが決まってくれました」と語ったように、「TRTL」の貢献は絶大だったようだ。
「今年は、予選落ちもたくさん経験してきたので、このタイミングで優勝できたことは、自分でも少し驚きですが、夢が叶って本当にうれしいです。朝早いスタートだった日本人選手たちが、みんな遅くまで残って私のことを待っていてくれました。みんなが残って私のプレーを見てくれていたのは、本当に素晴らしい気分でした」

「最終目標はトータル20アンダーに設定していました」と試合後に振り返った西村。「6番ホールの後は少し苦戦しましたが、しっかりと気持ちを切り替えて20アンダーを目指し、それを達成することができました」
ちなみに今大会は、2012年に宮里藍、2018年には畑岡奈紗が優勝しており、西村で3人目の日本人チャンピオンとなった。
