タイガー・ウッズや松山英樹が長く愛用し、世界中のゴルファーが憧れるパターブランドの魅力を追いかけるシリーズ。今回は、溶接スパッドネック仕様の「スタジオスタイル ファストバック」を通して見るモデルの誕生秘話と、ブレード派ゴルファーが実感する寛容性の魅力について。

「ミスに強いフランジ」を求めて生まれたファストバック

画像: スタジオスタイル ファストバック TOUR PROTOTYPE:バックフェースの3ドットが、キャメロンらしさを演出しているスタジオスタイルシリーズのファストバック。リングウェイト構造のフランジが大きな慣性モーメントを実現するとともに、ブラックとシルバーのカラーリングが、ラインに対するアライメントを向上させている

スタジオスタイル ファストバック TOUR PROTOTYPE:バックフェースの3ドットが、キャメロンらしさを演出しているスタジオスタイルシリーズのファストバック。リングウェイト構造のフランジが大きな慣性モーメントを実現するとともに、ブラックとシルバーのカラーリングが、ラインに対するアライメントを向上させている

スパッドネックが溶接で取り付けられた、ストレートシャフト仕様のファストバックである。ファストバックは、2008年のスタジオスタイルシリーズからラインナップされたモデルで、丸みを帯びた大きなフランジが特徴のパターだ。

マレットパターが主流になった現在とは違い、2000年代前半の米ツアーではブレードタイプが全盛であった。ただ、そのなかでも「ブレードタイプよりフランジの長いやさしいパター」を求める声は多く、その流れのなかから、ファストバックは生まれている。

画像: 画像左:チェーンリンクフェースミーリングが、心地よい打感と打音を呼ぶ/画像右下:ソールには、サークルTのマークがエングレイブ(機械彫刻)されている

画像左:チェーンリンクフェースミーリングが、心地よい打感と打音を呼ぶ/画像右下:ソールには、サークルTのマークがエングレイブ(機械彫刻)されている

時は流れ、2025年に発売された、写真のスタジオスタイル ファストバックには、フランジに穴の開いたリングウェイト構造が採用され(慣性モーメントが大きくなり)、当時よりさらにやさしさを強調したパターに仕上がった。

長年ブレードを使い続けてきたオーナーもそのやさしさは実感しているようで、「ブレードより確実にミスは少ない」と言う。ただ、ブレードの魅力は忘れられないようで、難しいとわかっていても「また使ってしまう」のだとか……。

週刊ゴルフダイジェスト10月13日合併号「キャメロンマニア宣言」より

PHOTO/Takanori Miki
THANKS/スコッティキャメロン ゴルフギャラリージャパン

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