ゴルフの上達を目指すゴルファーにとって役立つ情報を発信する「みんゴル・ゴルファー応援隊」。その隊長に就任したシングルプレーヤー・マツケンが上達のヒントになることを紹介。今回は「“チョイ歩き”を取り入れる」がテーマです。
画像: カートゴルフに”歩き”を加えることで、プレーの質が向上する(写真はイメージ)

カートゴルフに”歩き”を加えることで、プレーの質が向上する(写真はイメージ)

“チョイ歩き”ゴルフのすすめ

ここ10年で変わったことと言えば、乗用カートの普及ではないでしょうか? 歩きラウンドにこだわっていた一部の名門コースも次々と乗用カートを導入。今では100%歩きラウンドのみ、というコースはほぼ消滅したように思えます。

ここ数年ゴルフを始めたゴルファーは乗用カートでのゴルフ以外、やったことも見たこともない、という方も増えているようです。まれに歩きラウンドのコースでのプレーとなると「明日歩きなんだよ」と、それ自体が話題になるほど、珍しいことになってしまったように思えます。

でも今でもプロゴルフのツアーでは歩きラウンドが基本ですし、本来は歩いてのプレーがゴルフの基本ではあります。私はどちらかと言えば歩きたいほうで、乗用カートでプレーする際も、ところどころ歩いてプレーしたりしています。それは健康面を考えてのことでもありますが、歩くことのメリットも感じています。

今回は「乗用カートでのラウンドに歩きを取り入れる」ことについて考えていきたいと思います。まず私が意識的に歩くようにしているのはスタートホールです。

ティーショットを打った後、セカンド地点まで小走りで。ウォーミングアップしていても、ゴルフコースの空気に自分を馴染ませるというか、一歩一歩足裏で芝の感触を確かめるように歩いて、身体全体をコースに溶け込ませていく。そんな意識です。カートに乗っているよりも早く自分の意識をラウンドモードに高めていくことができるのです。これから気温が下がっていく時期は当然ウォーミングアップの意味も加わります。

もう一つ、歩きを取り入れるのは、なんとなく不調だったり流れが悪い時。ミスした後、カートに乗ったままでいるより、身体をリフレッシュさせるように胸を張ってリズミカルに歩くことで、呼吸やプレーのリズムを整えることができるのです。もちろん、プレーの進行に影響が出ない範囲でですが。

さらに私ができるだけ歩いていこうとするのは、グリーンに近づいていく時です。カートに乗ったままだと、大抵グリーン奥の停止線までカートを進めて奥からグリーンに向かうことになります。

これはできるだけ避けたい。理由はグリーンの傾斜や形状を手前側から俯瞰して掴んでおきたいからです。グリーン手前の花道から傾斜の具合を足裏で感じながらグリーンに上がっていき、フロントエッジに立ってグリーン全体を眺めることで、「ああ、左奥のマウンドが高いな」などと、グリーン全体の傾向をつかむことができるのです。

もちろん、毎ホールこれができるとは限りませんが、できるだけグリーンには手前から歩いて上がるように心掛けています。このように乗用カートでのプレーでも要所要所で歩きプレーを組み入れることで自分のプレーに良い影響を与えることができる。そんなふうに考えています。

そうそう、乗用カートと言っても様々なタイプがあります。

①自走式&カート道走行
②自走式&フェアウェイ乗り入れ
③電磁誘導式 カート道走行

だいたいこの3タイプでしょうか。

私はキャディさんが運転してくれる場合は別ですが、自分でカートを前進させる必要のない③が嬉しいです。グリーンに近付いてきたら使うクラブやパターを抜いて、カートはグリーン奥に送ってしまい、自分は歩いていくことができるからです。

もちろん自走式でも他のプレーヤーに運転をお願いすればいいのですが、カートの運転を任せっぱなしにして自分だけ好きなように歩いていくのは流石に申し訳ないと感じてしまいます。乗用カートでのプレーでも時折歩いてプレーする。それがプレーの質を向上させることにつながる。少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。


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