2026年アダム・スコットはポイントランク上位30名しか出場が許されないツアー選手権に進出。その直後アメリカ対インターナショナル(欧州を除く世界選抜)のチーム対抗戦プレジデンツカップに史上最多12回目の出場を果たした。大会ではチームメイトのミンウー・リーらから「ベストドレッサー? もちろんアダムでしょ!」と着こなしを称賛された。そんな彼がウェアのこだわりを語った。【全3回中3回目】
画像: ただただ笑顔で歩いているだけなのに様になっているのがファッションリーダーのアダム・スコット

ただただ笑顔で歩いているだけなのに様になっているのがファッションリーダーのアダム・スコット

プレジデンツカップではインターナショナルが3日目を終え3ポイント米チームをリードし28年ぶりのカップ奪還が期待された。しかし最終日のシングルスで逆転を許し11連敗を喫した。

「心が痛む敗戦でした。悔しかったけれどインターナショナルチームにはポジティブな兆しがたくさんありました。ここ7年でチームはすごく成長しているのを感じられた。うれしかったです」と敗戦にも収穫があったことを強調したスコット。

「今回は特に(久常)リョウが新たに加入して日本人選手が2人になったことも良かったと思います」

チームメイトに「ベストドレッサー」と指摘されたことについては?

画像: 何を着ても絵になるアダム・スコット

何を着ても絵になるアダム・スコット

「僕にはモットーがあるんです。心地好い服を身につけるとフィーリングも良くなるしいいプレーができる。その日どんな服を着るかによって1日が決まります」

ユニクロのグローバルアンバサダーとして長年過ごしてきたスコットは「ユニクロと私の関係は素晴らしいです。コースにいる僕をいつも“いい感じ”に見せてくれますから。いいスポンサーがいてくれるのは幸運です」。

上下同じ色のセットアップが目立つ気がするがそれも本人のこだわりなのだろうか?

「シンプルで洗練されたスタイルが好き。ワンカラーコーデだとしてもディテールにこだわりを散りばめています。襟の感じだったりポケットだったり、傍から見たらわかりにくいかもしれないけれど結構こだわっています」

もちろんゴルフをする上で動きやすいストレッチ素材であることは第一。強風が吹いたときに襟がパタパタとはためかないことも重要だ。ウェアによってその日の気分が決まり結果も伴う。スコットにとって服選びは大切なミッションだ。

白やベージュのイメージがあるが季節によってテーマカラーやコーディネートは変わるのだそう。

「好きな色? 緑です。グリーンジャケットの色だから」

2013年のマスターズチャンピオンはそういって笑った。

ところで殿堂入り候補になった感想は?

「歳を取った証拠ですね(笑)」

いま彼は過去の実績より未来の自分を見て欲しいと切に願っている。

たとえばメジャー連続出場回数ばかり取り沙汰されるのではなく、メジャーに勝つ自分の姿をイメージしたい。

「とにかく勝ちたいです!」

家には3人の子供が待っている。

「会えないことが多いから会える時は皆でスポーツを観戦したり遊んだり。これといって趣味のない僕にとってそれが気分転換です。ツアーでプレーする自分の精神的な逃げ場とでもいうのかな」

優勝してトロフィーを掲げるスコットに3人の子供が駆け寄る微笑ましいシーン。それを来年は実現したい。

写真/圓岡紀夫


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