▼日本のメディア初潜入!「ザ・キングダム」でのインタビュー動画 本編はこちら!
テーラーメイド“ウェッジ”開発担当者に直撃!「MG5」の「スピン性能」と「グラインドパフォーマンス」 #アイアン #テーラーメイド
www.youtube.comウェッジ設計の核心は「見た目」「性能」「打感」の融合

グレッグ・セザリオ(Greg Cesario)
シニア プログラム マネージャー(USスポーツマーケティング)
米カリフォルニア州カールスバッドにある「ザ・キングダム」。世界最高峰のフィッティング環境が整うこの施設で出迎えてくれたのは、テーラーメイドでウェッジ開発の責任者を務めるグレッグ・セザリオ氏だ。
「我々が開発するウェッジの優位性は『見た目』『性能』『打感』の3点に集約されます。

マキロイをはじめとするトッププレーヤーの要望をセザリオ氏が吸い上げて形にした、テーラーメイドの最新モデル「MG5」ウェッジ
第一に『見た目』ですが、あらゆる名器の良さを調べ尽くし、私の感性で完璧に融合させた美しいフォルムを追求しています。ローリー・マキロイからアマチュアまで、誰もが『美しく構えやすい』と感じられる形状でなければなりません。

ローリー・マキロイ 実使用の「MG5」
第二に重要なのが『性能』で、スピン量や打ち出し角、ショットの一貫性を意味します。
そして第三が『打感』です。鍛造プロセスとフェース裏側の肉厚配置の最適化により、軟らかさと芯のある打感を両立させています」
さらにセザリオ氏は、ウェッジ設計におけるソールグラインドの重要性を強調する。

「MG5」には多彩なグラインドが用意されている
「ソールグラインドこそがウェッジ設計で最も重要な要素です。万人に合う万能なグラインドなど存在せず、あらゆるスウィングタイプに適合するソールを用意する必要があります。ゴルファーの大多数が適合する『バウンス角9〜11度』のゾーンだけでも、まったく性質の異なる3種類のグラインドを用意しているのはそのためです」
マキロイとフリートウッドが持つそれぞれのこだわり
プロによってウェッジに求めるポイントは大きく異なるという。

マキロイ実使用の「MG5」。60度(LB・08)を61度に寝かせて使用
「ローリー・マキロイの場合、構えた時の『見た目』と『ソールの抜け』が絶対条件です。彼は驚異的なハンドワークを持つため、インパクトの抜け感と、球がフェースに長く乗るソフトな打感を求めてきます。

ウェッジの「顔」、そしてソールの「抜け」を重視するマキロイ
一方、トミー・フリートウッドはデータや科学的アプローチを重視します。見た目よりも『芝をどう通過するか』という実効性能に集中し、スピン量や打ち出し角の相関関係を熟知している技術探求型です。ローリーとのセッションが1時間なら、トミーとのそれは3時間に及びます。両者のウェッジに対するこだわりは違えど、どちらも非常に刺激的な時間なのです」

データや科学的視点で最適ウェッジに仕上げていくフリートウッド
ノーメッキが実現するルール限界の溝と適正スピン
テーラーメイドが「ノーメッキ(RAW)フェース」にこだわり続ける理由とは何か。

ノーメッキフェースの利点は多い、とセザリオ氏
「ノーメッキにすることで、ルール上限ギリギリの極めて精密な溝形状を作ることが可能になります。メッキの厚みによる誤差が出ず、理想的なスピンと摩擦力を生み出せるのです。また、構えた時に太陽光の反射や眩しさが一切ないという視覚的なメリットもあります。独自の溝と表面テクスチャーの相乗効果により、雨やラフといった悪条件でも最高のスピン性能を発揮できるように設計しています」
見落としがちな「溝の寿命」
一般ゴルファーが気づいていないのが、ウェッジの摩耗と交換頻度だ。

メジャー大会を目処に交換するという、マキロイ実使用のロフト61度のウェッジ
「アマチュアの皆さんは交換頻度がまったく足りていません(笑)。テストではわずか45〜50ショットで溝の劣化が始まり、250ショットを超えると急速に性能が落ちます。バンカーショットが多いと劣化は2倍早く進みます。目安として、60度やロブウェッジは年に2〜3回の交換をお勧めします。グリーン上で球をキュッと止める力が落ちたと感じたら買い替えのタイミングです」

アマチュアゴルファーはウェッジの摩耗状況にもっと気を遣うべき、とセザリオ氏
選び方についても明確なアドバイスがあった。
「サンドウェッジ(54〜56度)にはハイバウンスをお勧めします。フェースを開いた時にバウンスがしっかり効いて簡単にバンカーを脱出できるからです。一方、ロブウェッジ(58〜60度)はローバウンスを選ぶことで多彩なショットに対応できます。ただし、インパクトでハンドファーストが作れず球が上がりすぎてしまうゴルファーにとっては、60度のウェッジが最善ではない場合もあります」
なぜセットのPWではなく「46度」のウェッジを選ぶのか?
最後に、アイアンセットのPWと「MG5」の46度との違いについて尋ねた。

「MG5」のロフト46度のウェッジ
「46度のMG5は、ローリーも使っており、私の大好きなクラブでもあります。セットのPWよりも、他のウェッジと同じ打感・見た目・操作性を求めているプロが多いからです。46度のMG5は溝の作り方が根本的に違い、スピン量が多くて打感が軟らかく、ソール幅が広めなのでダフリにも強い。昨今の飛距離アップにより、プロでも長いパー4のセカンドでPWを多用しますが、その際、強烈なスピンを生むMG5ウェッジのほうが、ラフからでもグリーンに止められる確率が高い。より多くのバーディチャンスにつながるのです」

アイアンのそれとは違う、46度ウェッジのフェースと溝の加工
自身のスウィングやホームコースの芝質に最適なソールグラインドを選び、フェースの溝がフレッシュな状態のウェッジを使うこと。それこそが、思い描いた通りのソールの抜け感や、プロのような高度なスピンコントロールを実現するための絶対条件となる。朝露に濡れたラフや悪条件のライからでも、イメージ通りに球をキュッと止められる最高のパフォーマンスと安心感は、アプローチのバリエーションを大きく広げてくれるはずだ。
妥協なきスピン性能と、一人ひとりのスウィングや環境に寄り添うソールグラインド。「MG5」ウェッジに注ぎ込まれたトッププロの感性とテクノロジーは、すべてのゴルファーのアプローチを新たな次元へと引き上げてくれるだろう。
テーラーメイド ウェッジ 特設サイト はこちらから



