
ベイカレントクラシック初日を終え、単独トップに立ったジェイコブ・ブリッジマン
初出場のプレジデンツカップで感動の勝利を味わったあと「姉の結婚式のためにシカゴからメイン州に飛んだこともあって、まだ少し試合の感覚が戻っていなかったんです」というブリッジマン。
それでも「アイアンショットの感触は良かったですし、グリーン上で比較的簡単な上りのストレートなラインを残せたのが幸いでした」と好調なラウンドを振り返った。
「1日を通してかなり堅実なプレーができましたが、簡単そうに見えても実際にはそう簡単ではありませんでした」
火曜日に横浜カントリーを初めて(9ホール)回ったが「長時間飛行機で移動したせいか調子が上がらず有意義な練習はできませんでした」。ただ水曜日に18ホール回り攻略法を見出した。
「特別なことは何もありません。ただフェアウェイをキープしてグリーンに乗せること。グリーンはかなり小さいので攻略法はシンプルです」
今年PGAツアーのストローク・ゲインド:パッティングで堂々の1位。飛距離が出るほうではないがグリーン上のプレーはピカイチだ。
練習グリーンでは多くの選手が何本もティーを立てたり鏡状の練習器具を設置したり、中にはキャディが水平器で測定し0度、1度、2度と傾斜をマジックで芝に書いて慎重にドリルを繰り返す選手もいるが、ブリッジマンの練習法は至ってシンプル。
ラウンド前には「2本のティーをゲートに見立てボールがギリギリ通るくらいな位置に刺します。真っすぐなラインを選んで4フィート(1.2メートル)くらいの距離を8球から10球打ちます。それから普通のパット練習に入るのですが、最初にそれをやっておくことで真っ直ぐ打ち出せるぞ、と自信をつけられるんです」。
ではパッティングの名手が日本のファンに贈るアドバイスは?
「そういう質問はよく受けます。僕はあまり道具を使ったりドリルに頼ったりしないようにしています。練習グリーンで同じ距離のパットを何度も打つのではなく、実際コースでのプレーに近い状況で練習するようにしています」
「パットするたびにラインを読みルーティンをきちんとやって目の前の1打に集中する。練習のための練習ではなく実戦に即した練習を心がけています。パッティングは想像力を働かせて、いかにボールが転がるラインをイメージできるかが重要だと思います」
ラインを読む上でのポイントは?
「観察することです。自分だけでなく他の人のパットを見てボールがどう転がるかを観察すれば自然とイメージが湧いてくる。観察を続けてその記憶を蓄積することによってラインの読みも良くなると思います。とにかくたくさんパットを観察すること。僕もそうしていますし、それを皆さんにもオススメしたいです」
シンプル・イズ・ベスト。
ゴルフは考えれば考えるほど複雑になり迷路を彷徨うことになる。余計なものを削ぎ落とすブリッジマンのプレーは我々の良いお手本になりそうだ。
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