
なぜ意図した通りの距離を打てないのか? 考えてみた(写真はイメージ)
フィードバックを次のプレーに活かす
グリーンまで残り130ヤード。距離計で測った距離に基づいてクラブを選択してショット。自分ではまずまずの当たりだったのに、なぜか10ヤードショート。よく起こることだと思います。でも「なんだ、足りなかったのか」と落胆しているだけでは進歩はありません。
ではなぜ意図した通りの距離を打てないのか。その誤差を埋めていくためには何が必要なのか。この辺について考えていきたいと思います。結論から言うと「自分の打ったショットの結果から正しいフィードバックを得て、その情報を積み重ねていく」。これに尽きます。
プレーしていて見たこと感じたこと。それを自分がどう感じたか。自分のプレーを冷静に見つめ、その結果を次のプレーに活かしていく。この積み重ねが、僅かずつでも誤差を埋めていくことに繋がります。
では具体的に考えていきましょう。
①計測した距離は正しかったのか?
距離計測器の進化は目覚ましく、「ピンじゃなくて奥の木に当たってて大オーバー」なんてことはあまり起こらなくなりましたが、それでも測り間違いは起こります。ヤード杭など、計測器以外の情報も参考にしましょう。
②どんな当たり方をしたショットだったのか。
フェースの芯でしっかりコンタクトした当たりだったのか、ショット後にフェースに残った打痕によっても確かめることが出来ます。
ハーフトップなら手に嫌な感触が伝わるため、分かりやすいですが、意外と距離の誤差の原因になりやすいのが、フェースの上の部分でヒットした場合です。感触はそれほど悪くないのに、ボールが上がり過ぎたり、スピンが不足して思った距離が出ないことがあります。クラブを拭く前にちょっとフェース面をチェックする。「こんなとこに当たってたらショートするよね」などと自覚出来れば、正しい認識、正しい反省が出来ます。
③ボールの高さはどうだったのか。しっかり番手通りの高さが出ていたのか。
当たりは悪くなくても、高さが不足しているとキャリーが稼げず、ショートしてしまうことになります。とくに、少しでも打ち上げになっている時はしっかり高さを出すことが大切です。ショットした直後はボールの行方ばかりが気になり、高さや弾道について客観的に見ることが出来ない場合もあります。しっかり自分の弾道を見ておくことが、自分のプレーの糧になります。
④打ち終わってからも風のチェックを。
セカンド地点では感じなかった風をグリーン上では強く感じたり、またその逆もあります。グリーンに着いてからも風向きや強さを確認しておくと、そのホールの風の吹き方が見えてきます。「ここはグリーン上と風が違うんだよね」と認識しているだけでも役立ちます。
⑤見えなくても予想する。
打ち上げや林越えなど、落下地点が見えない場合もあります。そうした時でも自分なりに予想することが大切です。出来ればボールマークなどで、落下地点を確認出来るといいですね。自分が予想した結果とどんな誤差があったのか。そのフィードバックが、自分のプレーの経験値となります。
⑥自分のその日の体調はどうだったのか。
ゴルフはデリケート。なんとなく身体が重い。関節が固い、そんな自覚がある日は、やっぱりスウィングにも影響が出ます。でもそれも貴重なフィードバックの1つ。「この体調だと普段より1番手上げた方が無難かな」などと調整出来ればいいのです。
このように自分の打ったショットの結果を正しく把握し、そのフィードバックを次のプレーに活かす。この積み重ねが、意図した距離を打ち分けるスキルとなっていくことでしょう。ナイスショットが結果につながらないという方は参考にしていただけたらと思います。
