3年ほど前から来場者を増やし続けているゴルフ場がある。その理由はどこにあるのか、探ってみた。
画像: 屏風山Cはオープンテラスを設けるなど開放的な空間(コースの公式サイトより)

屏風山Cはオープンテラスを設けるなど開放的な空間(コースの公式サイトより)

岐阜県にある麗澤瑞浪GCがそれだ。同GC(旧名・瑞浪高原GC)は以前は東・西・南の27ホール構成でもともと南だけは分かれていたが、2023年に東・西18ホールの高原コース、南を屏風山コースと改称、クラブハウスも新設して異なる2つのコースとしたのだ。この屏風山Cの9ホールがニューカマーたちに支持されているという。

新たなクラブハウスはシャワールームを備え、ラウンジで軽食やドリンクを提供。建物は「スタバ風」。つまりアメリカンカジュアルゴルフスタイル。USGAが推奨する「プレー9」のコースにリニューアルしたというわけだ。9ホールのプレー料金は平日4180円、土日祝7150円と安価に設定している(いずれも税込み)。

一方、高原Cはバッグの積み下ろしやクラブ拭きなどは従業員が行い、ハーフに昼食を挟む従来のプレースタイル。しかし、料金はセルフプレーなら昼食付きの基本料金は平日8990円、土日祝1万5800円(キャディ付きはプラス4950円)でいずれも税込み。決して高いとはいえない料金設定になっている。

「屏風山は若い人や初心者の方に気軽に楽しんでもらえるようにリーズナブルな料金設定にしました。コースデビューで利用する30~40代の方が多いです。屏風山Cで腕を磨き、高原Cで本格的にゴルフを楽しんでもらうという二段構えになればいいですね」(同GC支配人・高橋秀昌氏)

3年前、南Cは年間来場者数6000人だったが、屏風山Cにリニューアルしてから年々増え、今では2万人弱。高原Cと合わせて約5万4000人が来場するようになったという。

そのほか屏風山Cは女子プロの神谷そらの母校である麗澤瑞浪高校の敷地にあって、地元出身の神谷を招いてコンペやイベントを開催している。これも地域貢献であろう。

価値の異なる2コースで多様なニーズに対応する、ゴルフ場が生き残る道を同GCは示唆しているのではないだろうか。

※週刊ゴルフダイジェスト2026年10月27日号「バック9」より


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