ガーミンジャパンは10月15日(木)、ゴルフ用GPSウォッチのフラッグシップモデルとなる最新作『Approach S72(アプローチ エス72)』の発表会を催し、47mmモデルの予約受付を開始した。航空、船舶、自動車分野で培った高精度なセンシング技術を誇るガーミン。その最高峰ゴルフウォッチ「Approach」シリーズは、世界4万3000以上のコースデータを網羅し、世界中のゴルファーから絶大な信頼を集めてきた。今作『S72』は、コースマネジメント機能の進化にとどまらず、手首の動きからスウィングを可視化する革新的なスウィング指標を新搭載。ハードウェアの質感からラウンド中の実用性、練習でのデータ活用まで飛躍的な進化を遂げたその全貌と、発表会での実機体験レポートをお届けする。

驚きの48g! 24時間のコンディション管理もできる

画像: 左が本日より予約を開始した47㎜モデル、右が11月発売予定のよりコンパクトな43㎜モデル

左が本日より予約を開始した47㎜モデル、右が11月発売予定のよりコンパクトな43㎜モデル

ベゼル(文字盤外周部分)には軽量かつ高強度なチタンを採用し、風防には傷に強いサファイアレンズをシリーズ初搭載。直射日光下でも圧倒的な視認性を誇るAMOLED(有機EL)ディスプレイはさらに明るさを増し、早朝の暗がりで重宝する高輝度LEDフラッシュライトや、音声操作を可能にするマイク&スピーカーも内蔵された。

装着感を左右するストラップには超軽量の「Comfort Fit ファブリックバンド」を採用。バンドを含めた総重量は、47mmモデルでわずか48g、43mmモデルでは41gという驚きの軽さを実現している。

さらに裏面には第5世代光学式心拍計を搭載。睡眠スコアやストレスレベル、エネルギー残量を示す「Body Battery」といったガーミンが得意とするコンディション管理機能を網羅し、心電図(ECG)アプリにも対応した。ゴルフのプレー中だけでなく、日頃の体調管理から大事なゴルフの日に向けた体調づくりまでシームレスにサポートしてくれる。

「航空写真表示」に対応! 心拍数で緊張感を可視化する新発想のコースマネジメント

リアルな航空写真でイメージがより鮮明になる(提供:ガーミンジャパン)

コースマネジメントも、より見やすい機能が追加されている。

最大のトピックは、ガーミンのゴルフウォッチとして初となる「航空写真表示」への対応だ(※Garmin Golfアプリの有料サブスクリプションが必要)。従来のベクターマップに加え、リアルな写真でレイアウトを確認できるため、ハザードの奥行きや木々のせり出しなどをより直感的に把握できる。

グリーンの傾斜がわかる「グリーンコントゥアー」や、ピンが見えない位置から方向を指し示す「ピンポインター」、3点間距離計測の「タッチターゲッティング」など定評ある機能もフル装備。また、競技規則で定められた3分間の球探しをカウントダウンする「ロストボール捜索タイマー」が新たに加わった点も、競技ゴルファーには心強い。

ラウンド中のメンタル分析もできるという(提供:ガーミンジャパン)

さらに面白いのが、第5世代光学式心拍計を活用したラウンド中のメンタル分析だ。ハザード越えのティーショットやシビアなドッグレッグ、しびれるパッティングといった状況下で自身の心拍数がどう変動したかをスコアや使用した番手とともに振り返ることができる。プレッシャーがかかる場面での自身の心理状態を客観的に把握でき、「嫌だと感じるときほど大きく振ろう」など、メンタルとプレーの課題解決にも役立ちそうだ。

手首の動きでスウィングを丸裸に! 練習の質を劇的に変える新機能を搭載

画像: 左から:月刊GD編集長I/週刊GD編集長N/編集H(レフティ)、それぞれ高さや軌道が異なっていた

左から:月刊GD編集長I/週刊GD編集長N/編集H(レフティ)、それぞれ高さや軌道が異なっていた

今作『S72』最大の特長と言えるのが、時計を装着したままボールを打つだけで計測できる新機能「スイング指標」だ。

▶トップの位置&ハンドスピード:バックスウィングのトップ位置を時計の文字盤に見立てて表示(例:11時30分)。さらに手の動く速度を計測し、最高ハンドスピードに達した位置を割り出す。プロやガーミン開発担当者によると、最高速度に達する理想的なタイミングは「8時〜9時」。これが6時や7時といったインパクト直前になってしまうと、手元が減速しきれずにヘッドが走らず、飛距離ロスにつながっている傾向がわかるという。

▶ハンドプレーン(トランジション):バックスウィングとダウンスウィングにおける手元の軌道角度を計測し、その差を「トランジション」として算出。発表会に登壇した遠藤プロのデモンストレーションでは、プロのスウィングはバックスウィングとダウンスウィングのプレーンのズレが極めて少なく、トランジションの数値が0度〜5度以内(遠藤璃乃プロの実演では0度〜3度前後)に収まる再現性の高さが示された。

▶リストローテーション:トップとインパクト時における手首の回転角度を計測。ウィークグリップかストロンググリップかによって適正なローテーション量は異なるが、自身のベストショット時の数値を基準として把握することで、フェースコントロールの狂いを早期に察知できる。

単に「数値がいくつだからいい」と一喜一憂するのではなく、自身がナイスショットを放った際の数値を記録し、その再現性を高めていく練習器具として実用性が高い。

レフティにもやさしい万能の1台

画像: レフティでもすべての項目が計測可能、スクリーンショットもできる

レフティでもすべての項目が計測可能、スクリーンショットもできる

発表会会場のタッチ&トライにて、編集部Hが実際に『Approach S72』を装着して試打をしてみた。

普段は「スウィング中に手首へ時計を着けると違和感を覚えそう」と敬遠していたが、実際に腕に巻いてみると想像以上に着け心地がよかった。新設計のバンドは手首のカーブにフィットし、48gという軽さも相まってスウィング中に時計の重さや引っかかりを感じさせない工夫が感じられた。

また、左打ちのゴルファーにとってうれしいのが「レフティ対応の自動化」だ。面倒な手動切り替え設定を必要とせず、時計を装着して構えるだけで自動的にレフティモードへとシフト。画面上に表示されるスウィングプレーンのイラストや指標もすべて左打ち用に反転するため、ストレスを感じることなく直感的にデータを読み取ることができる。

洗練されたデザインと快適な着け心地、そして最先端のデータ分析が融合した『Approach S72』。スコアメイクに本気で取り組むゴルファーにとって、コースでも練習場でも手放せないギアとなることは間違いない。


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