国内男子ゴルフの「フォーティネット プレーヤーズ カップ」2日目が23日、千葉県の成田ヒルズカントリークラブ(7105ヤード・パー71)で行われ、28歳の安森一貴が5バーディ、2ボギーの「68」で回り、7アンダーで2位タイに浮上した。トップは安森と1打差の8アンダーで藤本佳則。
画像: 7アンダー2位タイに浮上した安森一貴

7アンダー2位タイに浮上した安森一貴

課題だったグリーン周りの強化が実を結んだ。

「知り合いに自分の足りないところを指摘してもらいました。その課題をクリアするのに少し時間がかかりましたがアプローチの強化を図ったことで、今日のスコアにつながりました」

風が強くパーオンが難しかった前週の「日本オープン」で10位タイと成果が出始めた。この日も16番でタップインの距離に寄せてパーを拾い、17番パー3でも難しい左足下がりのライから1.5メートルにつけてパーセーブするなど、アプローチも良くなりパッティングのタッチも合い、粘り強いゴルフを展開した。

「確立できました」という3ステップのパッティング練習法も結果につながっている。

まずは、①マットでのストローク矯正だ。
「芝でボールを転がす前にマットで自分のストロークを矯正します」

②3球で行うタッチ作りだ。
「10メートルや20メートルといった上り・下りの距離を決めて3球で距離感を調整する練習です」

③1球だけを打つ。
「カップに対してボールの線も合わせて本番さながらでしっかり狙って入るかどうか打つという1球練習です」

画像: 「3メートルの距離にひもを張って、このコースのグリーンの速さと傾斜を想定して練習してます」(安森)というPGAツアー選手流の1球1球意味を持たせる練習法

「3メートルの距離にひもを張って、このコースのグリーンの速さと傾斜を想定して練習してます」(安森)というPGAツアー選手流の1球1球意味を持たせる練習法

この練習法に「最近」、より実戦的な練習法が加わった。PGAツアー選手の姿勢を取り入れたスタイルだ。

きっかけとなったのは、PGAツアーの「ベイカレントクラシック」に出場し8アンダー23位の砂川公佑からの助言だった。

「砂川公佑から聞いたんですけど、ベイカレントに出たときにPGAツアー選手は練習グリーンでバンバン打たないっていうんです。1球1球がすべて意味があるように感じる。意味のない練習はしない、無駄のない練習をしているんだと。確かに(自分は)今までストロークを確認したりラインをイメージしながら打ってはいたんですが、ただ球数を打ってたんじゃないかって。丁寧に本番のように1球1球すべて意味を持たせて練習するように変えました」

確立した練習法にPGAツアーの実戦練習を加えた丁寧な練習姿勢が、この2日間のショートゲームの粘り強さと好スコアを支える大きな要因となっている。

今季は16試合に出場し、前週の「日本オープン」で昨年「中日クラウンズ」以来のトップ10入りを果たした。ポイントランキングは61位で、65位までのシード圏内に踏みとどまる。2年前に結婚し、今年12月には第1子となる男の子が誕生予定だ。「絶対シード落とせんわと思って」と父親になる責任感が支えになっている。

ホールアウト後の囲み取材中には、5アンダーで終えた鍋谷太一から「優勝しろよ」と声をかけられ、思わず「優勝します」と宣言。照れ笑いを見せつつも表情には強い決意をにじませた。

「いままで優勝争いは何度かしましたけどそんなに緊張することもなかったんで。今までどおり自分のプレーをして。それが結果になればいいですし、ダメやったらダメでまた練習して、次に生かせばいいと思います」と気負いはない。父親になる責任感と成長したグリーン周りからのゴルフを武器に週末の決勝ラウンドへ臨む。


This article is a sponsored article by
''.