
キャディの皆本祐介からサプライズでバースデイケーキを贈られた藤本(撮影/岩本芳弘)
初日は第1回大会実行委員長の堀川未来夢ら4人が「66」で首位並走

第1回大会実行委員長の堀川未来夢が66で首位タイスタート
初日は、堀川未来夢、藤本佳則、阿部裕樹、植竹勇太の4人が5アンダー「66」をマークし、首位タイに並んだ。
昨年の第1回大会で実行委員長を務めた堀川は「フォーティネットさんに感謝ですよね。以前からPGAツアーやUSLPGAツアーの試合をやっていたことで、こうして日本の男子ツアーも目をかけてくれて、自分たちもそれ以上の思いで大会を盛り上げていきたいと思っています」と2日目以降もプレーや成績で大会を盛り上げることを誓った。

佐野日大高校ゴルフ部監督でもある阿部裕樹も首位スタート
藤本佳則は「イライラしてストレスがたまる」と話しながらも好発進。高校ゴルフ部の監督を務める二刀流プロの阿部は前半15番から17番、折り返しの1番から3番と2度の3連続バーディを奪取。「自分のリズムでしっかり打てた。変に追い込まず1日1日気持ちよくやりたいゴルフを続けたい」と2日目以降に意欲を見せた。

49歳の近藤智弘がトップと2打差で好発進
首位と1打差の4アンダー5位タイには、大岩龍一のほか、鈴木晃祐、勝亦悠斗、木下稜介、安森一貴、出水田大二郎、時松源藏の7人がつけた。さらに1打差の3アンダー13位タイには、49歳のベテラン近藤智弘、服部雅也、吉田泰基、岩井亮磨、河本力、今平周吾、勝俣陵らが続いた。
2日目は、藤本佳則が「68」で8アンダー単独首位に立つ!

初日首位タイの藤本が単独首位に立つ(撮影/岩本芳弘)
2日目は首位タイから出た藤本佳則が「68」をマークし、8アンダーで単独首位に立った。スタートの1番、2番で連続バーディを奪うなど前半で3つ伸ばした藤本は、終盤の連続ボギーに「そんなに良くはないですけど、頑張ったほうかと」と振り返り、「スコアも大事ですけど、思いどおりの球を打つことに意識があるので。この状態じゃ話にならんでしょ」と本調子でないなかで最上位にいながらも不満を口にした。

安森一貴が68で2位に浮上(撮影/岩本芳弘)
1打差の7アンダー2位タイには今平周吾、大岩龍一、安森一貴の3人が並んだ。「67」で浮上した今平は「ティーショットが良かったですかね。そんなに変なところにはいかなかったので、マネジメントしやすい感じでした」と手応えを語った。
「68」の安森は「パターも練習方法が確立されてきていてタッチも合うようになってきました」と口にし、「12月に子どもが生まれる予定ですので、余計に予選落ちできないですね」と表情を引き締めた。
3日目は、藤本佳則が10アンダーで首位キープ! 1打差に大岩龍一と安森一貴

藤本が3日目も首位を守る(撮影/岩本芳弘)
3日目は単独首位の藤本佳則が「69」で回り、10アンダーで首位をキープした。「雨のなかでなかなかタフでしたね。それでもパターでしのげているので良かったです」と振り返り、「スコア見たらみんな伸ばしきれていないので、明日はいいゴルフをした人が勝つと思います」と10月25日の自身のバースデー優勝にチャンスをつかんだ。

地元千葉の大岩龍一が2位タイで逆転優勝を狙う(撮影/岩本芳弘)
1打差の9アンダー2位タイには大岩龍一と安森一貴が並び、「69」をマークした大岩は「チャンスを残せたという意味では最低限の仕事をしたと思っています。池に入れないように頑張ります」と小学校か中学のころから何度も回っているコースでの優勝を目指す。
安森も「初日からずっとショットが安定していて、パターもしっかり決められています。少ないチャンスを取れるように頑張りたいです」と初優勝へ意欲を見せた。

ベイカレントクラシックに出場しPGAツアー選手の練習に影響を受けた砂川公佑が64をマーク(撮影/岩本芳弘)
8アンダー4位タイには1イーグル、7バーディ、1ボギーの「63」を叩き出し大きくジャンプアップした前田光史朗と、7バーディ、ノーボギーで「64」をマークした砂川公佑、今平周吾らがつけた。さらに7アンダーには40歳の池田勇太が浮上。

40歳の池田勇太が19年のミズノオープン以来、7年ぶり優勝へ3打差に迫る(撮影/岩本芳弘)
「目指すところはもちろん勝つことだし、トップ10に入ったとかは1つの過程。頂点(優勝)に上り詰めるためにはどうしたらいいかは自分も長年この世界でやらせてもらってるからわかっている」と地元千葉での3打差逆転優勝に意欲を見せた。
藤本佳則が完全&バースデイV飾る!

優勝してギャラリーに応える藤本(撮影/岩本芳弘)
初日からトップをキープした藤本が5バーディ、ノーボギーの「66」をマークし、15アンダーで完全優勝。今季2勝目、ツアー4勝目をバースデーVで飾った。
「1年で2回勝った年がなかったんで、まさかこんな日がくるとは思わなかった。ショットはあまりよくなかったんですけど、練習場でいけるなという感覚がありました。誕生日に優勝できることはないのでいい一日になりました」と語り、「完全優勝ってやつ?」と4日間トップを死守したゴルフに笑顔を見せた。

一時はトップの藤本に1打差まで迫った砂川(撮影/岩本芳弘)
12番まで6つ伸ばした砂川が藤本に1打差まで迫っていた。しかし、17番(パー3)でグリーン左の池へ、18番(パー4)のティーショットも左の池へ曲げ、藤本との差は4つ開く。今平や木下らも追い上げたものの、後半伸び悩み藤本の背中をとらえることはできなかった。
「以前の自分なら18番は刻んでいたかもしれません。しかし、「ベイカレントクラシック」に出場してPGAの選手はみな風やロケーションは気にせず、打っていくんです。そんなプレーを見て、次のステージへ行くには攻めないといけないと打った結果です」
成長するために攻めた結果のティーショットだった。
2位には11アンダーで、砂川、今平、木下、そしてこの日ベストスコアの「63」をマークした竹山昴成が入った。

最終日にホールイワンを達成した阿部(写真/大会提供)
また、初日首位タイで注目を浴びた高校ゴルフ部監督の阿部が4番(207ヤード・パー3)でホールインワンを達成。実測値210ヤードを4番ユーティリティで放ったボールはピン手前8メートルに落ちてカップインした。「ACNチャンピオンシップ」で自身初のエースを記録していたが、レギュラーツアーでは初のエースで賞金10万円を獲得した。
「ちょっと左目に、200ヤードくらいキャリーで飛ばせばいいかなという感じで打ったのがきれいにに入ってくれたみたいです。(同組の)河本くんが『入ったよ』って教えてくれました」
ポイントランキングは2位の藤本がトップの細野勇策におよそ680ポイントまで迫り、次戦29日に開幕する「バンテリン東海クラシック」(愛知・三好CC)から年間王者やシード権争いがしれつを極める。最終戦の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」まで残り6戦、終盤戦の男子ツアーに注目だ。
