JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)と旅行代理店のJTBが「JLPGAオフィシャルツアーパートナー契約」を締結したが、その内容とは──。
画像: 小林浩美JLPGA会長と青海友JTB社長

小林浩美JLPGA会長と青海友JTB社長

同契約が成立した裏側には次のような背景があった。JLPGAが有する女子ツアーの競技価値と、JTBが持つ交流創造の知見や全国ネットワークを掛け合わせることで、地域との交流や企業との共創などを通じて新たな社会価値の創出と女子プロゴルフ全体の成長と発展を目指すということだ。

画像: JLPGAと旅行代理店のJTBが「JLPGAオフィシャルツアーパートナー契約」を締結

JLPGAと旅行代理店のJTBが「JLPGAオフィシャルツアーパートナー契約」を締結

具体的な取り組みとしては、選手ならびに関係者が競技や大会運営に集中できる環境の整備に着手するとしている。例えば、これまでは選手や専属キャディの移動(クラブなどの移動は宅配便制度が確立)、宿泊などは基本的には個人で行ってきた。JLPGA役員関係者、運営関係者などはそれぞれの組織団体で手配してきた。JTBはそれらの宿泊・移動を一手に引き受けた運営支援を担う。そうなればJLPGAとしてはツアー全体の運営と競技環境のさらなる充実につながる。いわば両者の知見を生かして連携することで、ツアー環境の向上を目指すというわけだ。

また、両者は全国各地で開催されるトーナメントにおける地域との深いつながりを大事にするということも確認。地域の魅力発信や新たなファンの創出につながる取り組みも検討する。JTBの持つ地域ネットワークを活用しながら、観戦と地域全体を組み合わせた旅行パッケージツアーなどを販売する案も上がるだろうと考えられている。

「賛成ですね。いやもっと早くに実現してもよかったと思います。ぼくが1990年代初頭、オーストラリアのツアーに参戦していたころ、選手の移動サポートはエージェントが入っていてスムーズでした。今回JTBが入ることで、選手、キャディ、家族、またボランティアの皆さんの移動手続きは楽になるでしょうし、一般ギャラリーも観戦ツアーを使い安価に行けるのでは……。将来、JLPGAが主催権を持ったら、ツアースケジュールも移動のしやすさなどを勘案することになるでしょうし、そのための布石かもしれないですね」と話すのはTV解説者のタケ小山氏。

同契約は2027年シーズンより始動。JLPGAはまた一歩、前へ踏み出したといえそうだ。

※週刊ゴルフダイジェスト2026年11月10日号「バック9」より


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