「日本は食べ物がサイコー!」 錦市場の寿司に舌鼓、母の故郷から続く不思議な縁
ナタリヤ・グセバ:2003年生まれ、ロシア・モスクワ出身。23歳。17歳で渡米し、マイアミ大学でパティ・リゾの指導のもと、ツアープロに転向。2023年エプソンツアー(米下部ツアー)で1勝。12月のQシリーズを23位タイで突破し、LPGAツアーの出場権を獲得。3年目の今シーズン、TOTOジャパンクラシックで3度目の来日をする
GD:今回のインタビューは、日本の皆さんにグセバ選手のことをもっと知ってもらうためのものですが、これまでも日本に行かれていますよね?
グセバ:ルーキーイヤーの2024年と去年も行きましたから、3回目です。以前の試合会場は京都の近くでしたが、今年は東京の近くで開催されると聞いています。ナサ(畑岡)の家の近くでしたっけ?
GD:そうですね。これまでの日本の印象はどうですか?
グセバ:とてもすてきですね。アジアでの試合に出るのが毎年の目標で、特に日本の試合を楽しみにしています。ファンも熱狂的だし、日本選手にだけでなく、海外選手にも声援が送られるのでうれしいです。大会の舞台も整っていて、楽しくプレーできます。それと、なんといっても、日本は食べ物がサイコー!(笑)
GD:去年のTOTOのとき、京都ではどこに行きました?

日本の文化に触れて、日本の食べ物を食べてみるのもツアーの楽しみの1つだという。茨城での試合が終わったら、時間が許す限り、東京を観光してみたいと語るグセバ
グセバ:ニシキマーケット(錦市場)に行って、オマカセ(おまかせ=寿司)を頼みました。日本の文化に触れたり、日本の食べ物を食べたり、日本の観光地を訪れることは、日本に行く楽しみの1つでもあるんです。今年は東京の近くで開催されるので、いまから東京に行けるのをとても楽しみにしているんですよ。大都市なんでしょ? 時間をどれくらい作れるかまだわかりませんが、できる限り東京観光もしたいと思っています。実は、私の母は日本に近いカムチャツカ半島の町の出身なので、日本のことをよく話してくれたんですよ。
GD:アメリカで戦っている日本人選手の中では、誰と友達ですか?
グセバ:ナサやアヤカ(古江)と仲良くしてもらっています。選手としてもすごいし、性格もグッドですよね。それと、元コーチのパティ・リゾは、現役時代に日本でとても有名だったと聞いています。パティから日本の文化やゴルフ人気のすごさを聞かされていました。もちろん、岡本綾子さんの偉大さも聞いて育ちましたよ(笑)。

大学時代からアメリカに本拠地を移しているが、アメリカの試合には選手用のP1ビザで参戦している。グリーンカード(米国永住権)は持っていないという
GD:パティ・リゾとは、どこで知り合ったんですか?
グセバ:アメリカの大学に行きたいと思って、いろんな大学を見学しているときにパティに出会って、それでマイアミ大学に進学することに決めたんです。途中でQシリーズを通過したので、結果的に大学には2年しかいませんでしたけど。17歳でロシアからやってきて、英語も文化もアメリカで学んで、ゴルフだけでなく、人間的にも成長できたと思っています。パティは私のアメリカでのお母さんのような存在で、遠征に一緒についてきてくれたり、いろんな場面で助けてもらいました。
GD:知っている有名な日本人といえば誰ですか?

ロシア出身のグセバは、国際オリンピック委員会(IOC)の規定に従って、LPGAツアーでも国旗が無地、無国籍扱いとなる。6月の全米女子プロのリーダーボードでも、国旗は空白のままだ
グセバ:野球選手にたくさん日本人選手がいますが、ゴルフでいえば、やっぱりヒデキ(松山)でしょ。小さいころからプレーを見ていて、私が一番影響を受けた選手でもあります。
GD:ということは、松山選手がマスターズに勝ったときも見ていた?
グセバ:もちろんです! あのときはテレビで観戦していましたが、LPGAの選手になってからは、毎年オーガスタに観戦に行って、いい経験をさせてもらっています。
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後編では、ロシアが生んだ大砲の知られざる原点と、世界を驚かせるプレースタイルの秘密にさらに深く切り込んでいる。マリア・シャラポワの活躍で国中がテニスに沸くなか、3歳から続けていたラケットを7歳で置き、当時プロが1人もいなかったロシアでなぜゴルフを選んだのか。「まだ誰も歩んでいない道を切り拓き、ロシア初のプロゴルファーになる」と決意した運命の出合いが明かされる。さらに、平均275.99ヤードを叩き出す米ツアー屈指のビッグドライブの全貌や、173センチの長い手足を生かした自己流スウィング論、そして「ゾーンに入るとラインが見える」と語る独自のパッティング理論までを掲載。ホールアウト後に子どもたちのサイン攻めに遭う人気ぶりや、「日本の食品会社さんにスポンサーになってほしい!」と茶目っ気たっぷりに語るキュートな素顔など、彼女を応援したくなる魅力が凝縮されたインタビューの続きは、週刊ゴルフダイジェスト11月10日号、Myゴルフダイジェストにて掲載中!
取材・撮影/田邉安啓
※週刊ゴルフダイジェスト11月10日号「ナタリヤ・グセバ独占インタビュー」より



