「コンパクトトップ」でスウィングできると平均飛距離&FWキープ率アップにつながり、シャフトクロス改善にも効果的だ。男子プロ米澤蓮が実践しているコンパクトトップを作るコツを、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオが試してみた!

「右わきを閉める」意識を持とう

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ドライバーはやっぱ飛ばしたいわけですが、そう考えるとどうしても無駄にトップが大きくなってしまい、トップでクラブがクロスしたりして、結局ミスになったりするんですよね。月刊ゴルフダイジェスト12月号に””芯のある男”米澤蓮「我が道をいく」”という記事がありました。なんでも米澤プロはトップをコンパクトにしたことで平均飛距離とFWキープ率を同時にアップさせたということなんです。これは気になるので米澤流のコンパクトトップを試してみることにしました。

画像: 月刊ゴルフダイジェスト2026年12月号で特集されていた「米澤蓮のコンパクトトップの作り方」を実践!

月刊ゴルフダイジェスト2026年12月号で特集されていた「米澤蓮のコンパクトトップの作り方」を実践!

この記事では米澤プロがコンパクトトップにスウィングを変えた経緯が紹介されているのですが、特に元々オーバースウィングだったわけではないそうなんです。しかし大きくて緩んだトップだとシャフトクロスになりやすく、そこから手を使って戻そうとするので安定感がなくなるということなんです。なのでコンパクトトップにすることで、プレーンから外れず、自然と手を使わないスウィングを目指したということなんですね。

画像: 大きくて緩んだトップだとシャフトクロスになりやすく、クラブが外から下りやすい

大きくて緩んだトップだとシャフトクロスになりやすく、クラブが外から下りやすい

僕も自分のスウィングを動画で撮ったりすると、トップでシャフトクロスしてしまっていて、そこから手で下ろすためにクラブがどうしても外から入ってしまっているんです。このクセは直したいな~と思っていたのですが、どうすれば直るのかが分からなかったんですよね。

画像: コンパクトトップだとプレーンから外れず、手を使わないスウィングになる

コンパクトトップだとプレーンから外れず、手を使わないスウィングになる

米澤プロがコンパクトトップにするために意識したことが「右わきを閉める」こと。手やクラブの位置を気にしなくても、右わきを閉めるということを意識するだけで自然とコンパクトに収まるそうなんです。右わきが開いてしまうと軸が傾きやすくなってしまい、ギッタンバッコンの動きになってしまうんです。

画像: 右わきが開いてしまうと軸が傾きやすくなりギッタンバッコンになる

右わきが開いてしまうと軸が傾きやすくなりギッタンバッコンになる

右わきを閉めたコンパクトトップからはプレーンに戻すという作業は必要なく、手をストンと真下に下ろすだけ。しかしただ下ろすだけではヘッドが手前に落ちてしまうので、腰を回転させることが必要です。

画像: コンパクトなトップなら、手をストンと落とすだけでプレーンに乗る。しかしただ下ろすだけではヘッドが手前に落ちてしまうので(3枚目)、腰を回転させることが必要(4枚目)

コンパクトなトップなら、手をストンと落とすだけでプレーンに乗る。しかしただ下ろすだけではヘッドが手前に落ちてしまうので(3枚目)、腰を回転させることが必要(4枚目)

しかしひとつ心配なのは、コンパクトトップにすることで飛距離が落ちないかということ。米澤プロによると、コンパクトトップは手の位置は低いけど体はしっかりと捻転されているということ。そしてダウンスウィングでも手で合わせにいく必要がないので、体の出力スピードが上がるということなんです。なのでミート率が上がり、平均飛距離が伸びるということなんですね。

早速試してみました。今までのスウィングでも右わきがあまり開いているという感覚はなかったのですが、思い切って右わきを閉めたトップを作ってみました。

これは僕的にはかなりコンパクトになりますね。っていうか、めちゃくちゃ物足りない感じがします。今までのスウィングに比べると7割くらいしかクラブが上がっていないような気がします。こんなにコンパクトなトップだと飛ばなくなってしまうんじゃないかと不安になります。

足の幅の中で体重移動を収める

もうひとつ米澤プロがやったスウィング改造が体重移動。以前は体重移動の幅が大きかったそうですが、現在は足の幅の中での体重移動にしているそうです。右のかかとから左のかかとへ乗せるようにすることで、軸が横にズレなくなるので、安定感につながるということです。僕もテークバックで結構右に動いてしまうので、これは参考になります。

画像: (左)足の幅の中で体重移動をすると軸が横にずれなくなる。(右)体重移動の幅が大きいと軸が横にずれてしまう

(左)足の幅の中で体重移動をすると軸が横にずれなくなる。(右)体重移動の幅が大きいと軸が横にずれてしまう

何度かコンパクトトップでの素振りをしてから、実際にボールを打ってみました。どうしてもボールを打つとなると、素振りの時よりもトップが大きくなりがちなので、かなり気をつけて打ってみました。

個人的には本当に物足りないトップなのですが、思ったよりも飛距離は落ちませんでした。弾道が少しだけ低くなりキャリーが10ヤードほど落ちましたが、ミート率が高くなり、当たりも少し厚くなったような感じがします。何より打ち出し方向が安定して、方向性が安定した感じがします。曲がり幅が確実に少なくなっているように感じました。

体重移動も足の幅の間ですることを意識しているので、本当に自分的には全く振ってないようなスウィングに感じるのですが、結果的にはそこそこ飛んでいるので不思議な感じがしますね。実際にコースで何ラウンドかしてみないと本当の飛距離は分かりませんが、平均飛距離やFWキープ率という点では良くなりそうな気がします。あとはコースでついついまた大きなトップにならないようにできるかどうかというところですね。コースだとどうしても飛ばしたくなっちゃいますからね。

ドライバーでの安定感に悩んでいたり、シャフトクロスに悩んでいる人は、一度このコンパクトトップの作り方を試してみると効果がありそうな気がします。ぜひ一度自分のスウィングを動画に撮って試してみてはいかがでしょうか。

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