いよいよ明日(10月30日)から開幕する「樋口久子 三菱電機レディス」。10月29日(木)にはプロアマ大会が行われ、本戦に向けて選手たちが最終調整を行った。これまで幾多の名勝負が繰り広げられてきた武蔵丘ゴルフコースを前に、ディフェンディングチャンピオンである仲村果乃は何を語ったのか。開幕前日の声と今季のスタッツをお届けする。

連覇へ挑む仲村果乃、「無理しない程度の攻め方で」

昨年大会では、最終日に通算14アンダーまでスコアを伸ばし、見事な逆転劇でツアー初優勝を飾った仲村果乃。ディフェンディングチャンピオンとして迎える今大会、プロアマを終えて「後半になるにつれてすごく記憶が濃くて、『去年ここはこんなパット打ったな』とか思い出した」と、優勝の軌跡を噛み締めながらのラウンドとなったようだ。

特に印象深かったと語るのは17番ホールである。「去年すごくパーが危うかったのを一番思い出した。2メートルぐらいのパーパットを決めて優勝できたなという感じだった」と、勝負の分かれ目となった場面を振り返った。コースを回って当時の記憶が蘇ることは「力にもなるが、若干プレッシャーも感じる」と素直な心情を明かしている。

現在の状態については「やはり本調子じゃないというところはあるので、無理せず、無理しない程度の攻め方でプレーできたらいい」と冷静に自己分析している。しかし、NOBUTA GROUP マスターズGCレディース終了時点での最新スタッツに目を向けると、メルセデス・ランキングは13位(1022.31pt)、獲得賞金ランキングも20位(5584万9925円)と昨年を上回る躍進を見せている。今季はトップ10入りを10回も記録しており、プレーの内容を示す各指標においてもパーオン率で全体5位、平均ストロークで15位をマーク。持ち前の精度の高いアイアンショットを武器に、シーズンを通じて安定したプレーを続けていることが数字からも読み取れる。

画像: 昨年大会でツアー初優勝を飾った仲村果乃(撮影/姉崎正)

昨年大会でツアー初優勝を飾った仲村果乃(撮影/姉崎正)

シーズンも終盤戦に差し掛かる中、現在のモチベーションを問われると「メルセデス・ランキングでトップ10が見えてきているので、そこに入れたら最高かなと思っている」と力強く宣言した。本調子ではない中でも持ち味のショット力を活かした堅実なマネジメントで上位を狙い、大会連覇とランキングトップ10入りという目標に向けて、静かに闘志を燃やしている。


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