
セルヒオ・ガルシアのDPワールドツアー復帰の声明が物議を醸している(写真/2024年のLIVゴルフラスベガス)
ガルシアは自身のXに「近況をお伝えします」として「来シーズンはDPワールドツアーに参戦することになりました。キャリアの初期から大きな位置を占めてきた場所であるツアーを『ホーム』と呼べることを誇りに思います」と報告した。さらに「PGAツアー復帰の可能性も視野に入れています」とも。
【英語】ガルシアの声明全文【セルヒオ・ガルシア公式X】
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x.comこれには「なんて図々しいんだ。まるで何ごともなかったかのようにツアーに戻って来られると思っているのか?」「笑わせるな。ガルシアはクズ」といった批判のコメントが相次いだ。
その理由は2022年に彼がLIVゴルフに移籍した際の経緯にある。PGAツアーのウェルズファーゴ選手権では「このツアーから早く抜け出したくてたまらない」と発言したがその動画がネットで拡散され波紋を呼んだ。
騒動の1カ月後に今度はDPワールドツアーで同様の言葉を口にした。「このツアーはクソだ。お前ら全員終わりだ。3週間にここを去るのが待ちきれない」の暴言だけでなくカップに唾を吐き、バンカーを破壊した。
その蛮行をファンはよく覚えている。「あんな発言をしたのに戻ってくるのか?」の声が上がるのも当然といえば当然。そして選手のなかでも特に怒り心頭なのがエディ・ペパレルだ。
ガルシアのXでの投稿に対し「彼は俺たちをおちょくっているのか? まさかそんなはずないよな。これぞまさに最高レベルのクソみたいな嫌がらせだ!」と投稿したのだ。
【英語】ガルシアの声明へ反応するペパレル【エディ・ペパレル公式X】
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x.comDPワールドで2勝を挙げている35歳のイングランド人は容赦ない。というのも彼は今季ポイントランク101位でシードを失ったのだ。崖っぷちだった桂川有人がプレーオフシリーズ前の最後のジェネシス選手権で優勝し106位から28位にジャンプアップしたのとは対照的。韓国でおこなわれたその大会を欠場していたペパレルはボーダーライン(トップ100)にわずか1ランク及ばず主戦場を失った。
LIVからの巨額オファーを断ったDPワールドの選手たちがLIVに移籍した選手を快く思わないことは理解できる。ましてラームやハットン、ガルシアといった選手がライダーカップ出場を視野に戻ってくることで、ツアーに忠誠を誓った選手たちの出場枠が奪われるのだから面白くないだろう。
どの試合でガルシアがDPワールドツアーに復帰するのかはわかっていないが、歓迎ムードでないことだけは確かだ。
撮影/岩本芳弘
