10月30日(金)、埼玉県・武蔵丘ゴルフコース(6690ヤード・パー72)で「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 2026」が開幕した。初日は、エイミー・コガと小祝さくらが7アンダー「65」をマークして首位タイに並ぶ好発進。1打差の6アンダー3位タイには、悲願のツアー初優勝を狙う野澤真央とルーキーの藤本愛菜が続いた。今回は、3位タイという好位置につけた野澤と藤本のプレーを振り返る。

野澤真央「運が良かった。欲は出さずに決めたことをやり続ける」

ツアー初優勝を目指す野澤真央は、6アンダーの好スコアで3位タイにつけた。初日のプレーについて「ショットが安定はしていたかなとは思いますが、運が良かったです。あまり見えていないラインが入ったり、チップインしたりがあったので」と控えめに振り返る。

今季の野澤は、メルセデス・ランキング103位(89.81pt)と苦しいシーズンを送っている。本人は「今年は自分の中で『欲は出さない』という1年」と現状を冷静に受け止めている。昨年のQTランキングが振るわず、前半戦の出場機会が限られていたこともあり、「QTに向けて良い状態で良い流れを作れればいいかな、と自分の頭が切り替わっていたので、逆に試合的にはやりやすい」と、プレッシャーから解放された状態でのプレーが奏功しているようだ。

残り2日間に向けては「自分が決めたことをやり続けるというところに目標を置いて、あまりスコアを気にしすぎると力が入ってしまうタイプなので(笑)。リラックスしてやるためにも、『決めたことをやる』というくらいでいこうと思っています」と、無欲の境地でツアー初優勝を狙う。

画像: 野澤真央(写真は26年リゾートトラストレディス、撮影/大澤進二)

野澤真央(写真は26年リゾートトラストレディス、撮影/大澤進二)

藤本愛菜「パッティングで流れをつかんだ。優勝を目指して頑張りたい」

ルーキーの藤本愛菜も自己ベストタイとなる「66」をマークし、首位と1打差の3位タイと好位置につけた。「今日は課題としていたパッティングがすごくよく入ってくれて、ロングパットの距離感もすごく良くて、パッティングで今日1日の流れをつかんだ感じでした」と、グリーン上でのプレーがスコアメイクの鍵となったと語る。「先週ぐらいから姿勢が少し悪かったので、前傾を起こす感じで変えてみたら、それがすごくうまくハマってくれて、いいパッティングがたくさんできました」と、修正がピタリと当たった形だ。

今大会初出場となる武蔵丘ゴルフコースについては、「ドライバーは比較的フェアウェイが広めで、グリーンはすごく小さくて砲台という感じで、2打目のショットがすごくキーになるかなと思います」と分析。今季の藤本は、メルセデス・ランキング18位(915.20pt)とルーキーながら堂々たる成績を残している。平均ストロークは70.9791で10位、パーオン率は71.8889%で4位と、ショットメーカーぶりを発揮しており、自身がキーに挙げたセカンドショットの精度の高さが光る。

ここ20試合で予選落ちわずか1試合と抜群の安定感を誇る藤本は、「ショットもすごく調子良くて、まだ初優勝が挙げられていないというところで目標には達していないんですけど、今週すごく初日いいスタートが切れたので、優勝を目指して頑張りたい」と力強く宣言。初優勝に向けては「パッティングはカップをオーバーするようなパットを増やして、バーディを積み重ねていければ」とアグレッシブな姿勢を見せた。

画像: 藤本愛菜(写真は26年住友生命Vitalityレディス 東海クラシック、撮影/大澤進二)

藤本愛菜(写真は26年住友生命Vitalityレディス 東海クラシック、撮影/大澤進二)

悲願の初Vへ好スタートを切った野澤と藤本。シード権争いも佳境を迎えるなか、秋の武蔵丘でどのようなドラマが生まれるのか。残り2日間の熱戦に期待したい。


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