AIの普及で半導体景気に沸く韓国では、いま老若男女を問わずゴルフ熱が高まっていて、そうした韓国からのゴルフ旅行客誘致に石川県が本腰を入れて乗り出した。
画像: 朱鷺の台CCでは今季「リシャール・ミル チャリティトーナメント 2026」が開催され盛り上がりを見せた

朱鷺の台CCでは今季「リシャール・ミル チャリティトーナメント 2026」が開催され盛り上がりを見せた

きっかけは今年3月、大韓航空の小松-ソウル便が毎日運航になったこと。これによってゴルフを目的に石川県を訪れる旅行者は前年同期比で2.4倍に増加。県が調べた大韓航空の小松-ソウル便のゴルフバッグ積載数も昨年3~11月に937個だったのが、今年は9月末時点で1510個と前年の2倍近いペースで伸び、ゴルフ目的の観光客が増えたことを裏付けている。

そこで石川県と県観光連盟では今月下旬に韓国の旅行会社を、来月には韓国でゴルフ関連情報を発信する人気女性インフルエンサーを招いた視察ツアーを実施。石川県内で有名ゴルフ場や温泉旅館が集まる加賀地域を「ゴルフ・温泉・食と酒」の3点セットがそろったゴルフ旅行のメッカとしてアピールし、訪日客の取り込みを目指すという。

訪日客の受け入れ窓口になっている小松CCの営業企画部長・北芳光さんが説明する。

「加賀地域は片山津、山代、山中、粟津などの有名温泉があり、ゴルフ場も9カ所12コースあって、バブル期には国内の社員旅行や接待ゴルフでにぎわいました。その観光資源を生かすために小松CCが旅行サービス手配業の資格を取得して台湾や韓国の旅行代理店と直接取引を始めたのがきっかけです。私どもが窓口になり、ゴルフ場、宿泊施設、送迎バスなどの手配を全部やって韓国の旅行代理店にパッケージで提供するようにした。それを県も認めて県全体で受け入れる体制にして情報発信してくれたのです」

韓国からのゴルフ旅行客は、プレー後は旅館に泊まり、夜は宴会を楽しみ、夕食後は街に繰り出す人も多いとか。いわばゴルフ場が核になって壮大な地域おこしに取り組み、それが韓国の好景気や航空便のデイリー化との相乗効果で地域経済に多大な貢献をもたらすという狙いだ。

※週刊ゴルフダイジェスト2026年11月10日号「バック9」より


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