
単独首位の山下美夢有
10月は韓国で開催された欧州女子ツアー「アラムコ韓国選手権」で優勝。翌週の中国での「ビュイックLPGA上海」にもエントリーしていましたが、初日のスタート前に体調不良のため欠場していました。
今週、去年制した相性の良い大会で復帰すると、初日、2日目とさすがのプレーを続けています。
8バーディ1ボギーの「65」と7つスコアを凹ませて臨んだ2日目は、バーディ数こそ初日よりふたつ少ない6つでしたが、ノーボギーのプレー。スコアを「66」にまとめ、トータル13アンダーで2位グループに2打差をつけています。
8月の米女子ツアー「CPKC女子オープン」で今季2勝目を挙げて以降、出場5試合で優勝2回(ソニー日本女子プロ、前述のアラムコ韓国選手権)、勝てなかった試合の順位は6位、8位、3位と圧倒的なパフォーマンスを見せている山下選手。ちょっと手がつけられない印象の強さを見せています。
2日目のラウンドスタッツは、フェアウェイキープ率85.7%、パーオン率94.4%、パット数は29。ショット、パットともにほぼパーフェクトな数字が並んでいます。飛距離は241.0ヤードと米女子ツアーのなかで飛ぶほうではありませんが、ゴルフは飛距離ではないということを証明するかのような、圧倒的パフォーマンスです。
今日最初のバーディは2番。初日に唯一のボギーを喫した難ホールでしっかりフェアウェイをキープすると、ピンまで残り143ヤードをベタピンにつけてのバーディ。続く3番パー5でも3打目をピタリと寄せて連続バーディを奪います。
15番パー3ではティショットがワンバウンドでピンにあたって近くに止まるなど、ショットでバーディを奪ったかと思えば、6番、8番、10番ではミドル〜ロングの距離を沈め、パットでもバーディを奪います。
「今日は比較的(ショットの)縦距離も合っていたので、バーディチャンスにつく回数も多かったのかなと思います。昨日も含めて、ミドルパットも入ってくれているので、(それが)流れ良く回れている要因かと思うので、残り2日もパッティング決め切りたいと思います」
中継するU-NEXTのインタビューにこう答えた山下選手。
「この暑さも集中力をとられやすいので、しっかり水分補給して、集中力を切らさずに頑張りたいです」と、2年連続優勝、今シーズン3勝目に向けて前向きなコメントを残していました。
山下選手がAIG全英女子オープンを制した際、そのパッティングの精度を「魔法の杖」と評した海外の記事を読んだ記憶があります。「最後はパッティング」と語る山下選手の魔法の杖が週末も冴え渡れば、自ずと今季ツアー3勝目(日本、欧州女子ツアーを加えれば5勝目)は視界に入ってきそうです。
