ビギナーを脱したゴルファーの前に立ちはだかる120や100の壁。100切りを達成するためには、「コース選び」も重要な鍵となってくる。今回は「100切りにおける短いコースの有効性」をテーマに後藤プロに詳しく解説してもらおう。
画像: ゴルフインストラクター・後藤悠斗プロ

ゴルフインストラクター・後藤悠斗プロ

「100切りを目指すなら、とにかく距離の短いコースを選ぶべき」と後藤プロは言う。その理由は、ハザードの有無や起伏よりも、距離の短さがミスの連鎖を断ち切ってくれるからだ。

画像: 男性は6000ヤード、女性は5000ヤードを切る“短いコース”で一度「100切り」を体験してみよう

男性は6000ヤード、女性は5000ヤードを切る“短いコース”で一度「100切り」を体験してみよう

「一番は平らで距離が短いコースが理想ですが、もしどちらかを優先するとしたら、圧倒的に短いコースを選んでもらいたいです。例えばティーショットでミスをして2打目を林から打つ場合、いくら平坦で真っすぐなコースだったとしても、3打目で150~200ヤードも残っていると、そこから挽回するのは非常に困難です。短いコースであれば3打目は100ヤードを切っている可能性が出てくるので、ミスショットの取り返しがきくことが多いんです」(後藤・以下同)

100切りを達成するためには、「大叩きを防ぐマネジメント」が大事になってくる。そのための舞台としては短いコースが最適だ。 とはいえ具体的な条件がわからないと選びにくいだろう。目安としては「男性なら6000ヤード未満、女性なら5000ヤード未満であれば短いコース」だと後藤プロ。関東圏の「丸の内倶楽部」などがその条件を満たす代表例だ。

その一方で、簡単なコースで記録したスコアに対して「あそこは短いから参考にならない」と口を挟む人や「自信を持って『100を切った』と言えない」なんて悩む人もいるだろう。それでも後藤プロは、「一度短いコースで『100の切り方』を知ってほしい」と語る。

「100切りに必要なスコアは、極端に言えば半分のホールがボギー、残りの半分がダブルボギーの『99』です。つまり、パーを無理に狙う必要はなく、トリプルボギー以上を叩かないことが重要になります。距離が短いコースでは、時に2オンが狙える状況が生まれます。もしグリーンに乗せられたら、バーディパットが打てて、外しても2パットでパー、3パットでもボギーで収まります。グリーンを外してもアプローチで寄せればパーが拾える。この『スコアがまとまる感覚』を養うことが非常に重要なんです」

このように短いコースで「100切り」の感覚を身につけると、自分の本当の課題が浮き彫りになるという。

「短いコースで100切りを達成できるのであれば、通常の長いコースで叩く原因は『飛距離不足』だとわかります。逆に短いコースに行ってもスコアが大きく変わらなかった場合は、アプローチやパターなど、小技に欠点があることに気がつけるはずです。自分の現在地を知るという意味でも、100切りを達成していない人には、まず短いコースに行ってみることをお薦めします」

「コース選び」も、ゴルファーにできる立派なコースマネジメントの一つだ。「どうしても100が切れない」と悩むゴルファーは、見栄やこだわりを捨てて、まずは距離の短いコースに足を運んでみてほしい。そこで得られる「100切りの成功体験」と「本当の課題」は、必ず次のステップへと進むための大きな推進力になるはずだ。

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