トーナメントコースレコード更新! ティーショットから繋げたバーディラッシュ
10アンダー「61」という驚異的なスコアで単独首位に立った前田光史朗。この「61」は、2024年に石坂友宏が記録した「62」を塗り替える、三木ゴルフ倶楽部でのトーナメントコースレコード更新となった。
この日のプレーについて前田は、「もちろん全て良かったが、やはりティーショットが良かった。このコースはフェアウェイに行かないとスコアが出せないので、まずその点でしっかり打てた」と手応えを語る。言葉通り、初日のフェアウェイキープ率は85.714%(12/14)で9位タイを記録。今季平均の59.221%(31位)を大幅に上回る高いショット精度が、爆発的なスコアの呼び水となった。
さらに「アイアンも結構ピンに絡み、前半は良いパットが決まってくれた。後半はショットでバーディを取った感じ」と振り返る通り、パーオン率は83.333%(11位タイ)と高いチャンスメイク率を誇った。グリーン上でもパーオン時の平均パット数1.4000(全体2位)、総パット数「23」と抜群の勝負強さを発揮。今季平均パット(1.7590・32位)と比較しても際立つ好調ぶりで、チャンスを確実にモノにする決定力が見事に噛み合ったラウンドとなった。
悲願のホストVへ「優勝しか狙っていない」攻めの姿勢で残り3日間へ
大会を主催するACNに所属するホストプロとして、「応援していただいてるACNさんのこの試合で、所属選手の僕がトーナメントレコード出せたというのはすごい嬉しいことだし、本当にこの大会で、優勝しか狙ってないので、すごいいいスタートが切れたと思う」と喜びと並々ならぬ決意を口にする。
ホスト大会にかける思いは強く、「気合もすごい入っているし、今日も本当珍しく5時ぐらいに目覚めちゃって。アドレナリンが出てるのかなと思いながら、この大会のために1年間いろいろ調整をして、やっと最近いい状態になってきた」と明かす。現在、ポイントランキングは40位、賞金ランキングは42位とシード権争いや最終戦出場に向けても重要な位置にいる。
明日以降に向けては、「今年本当にいいスタートダッシュが切れている試合が何試合かあって、その中でも2日目、3日目とスコアを伸ばせずに優勝争いもできずに終わってしまった試合とかもある」と過去の反省を踏まえつつ、「代表からはプロアマで回ったときに『マネジメントが大切』と言われたが、その言葉を守りつつも、僕はもうどんどん攻めて、本当にバーディをたくさんとって、今日みたいなゴルフができればいいかなと思う」とアグレッシブな姿勢を貫く構えだ。

前田光史朗(写真は26年東建ホームメイトカップ)
ホストプロとしてのプレッシャーを力に変え、絶好のスタートを切った前田光史朗。明日以降も攻めのゴルフを続け、悲願のホストVを達成できるのか。秋の三木ゴルフ倶楽部での熱き戦いから目が離せない。
写真/ 姉崎正
