【南アのゴルフ遺伝子Vol.4】アーニー・エルスが目指したもの
1989年にプロ入りしたアーニー・エルスもまた、レッドベターの愛弟子のひとりだ。191cm・95kgという恵まれた体格と高い身体能力もあって、'92年の南アフリカツアーで11戦6勝。G.プレーヤー以来の南ア3冠制覇をするなど、瞬く間に注目を浴びる選手となった。
そして’94年の全米オープンでメジャー初勝利を挙げ、'97年に再び全米オープン、2002年と2012年は全英オープンを制するなどメジャー通算4勝という輝かしい成績を残した。エルスは大柄でおっとりとした物腰から「The Big Easy(ビッグ・イージー)」という愛称で呼ばれ、抜群の体格バランスによって、たとえ調子の悪い時期でも予選...