話題のギアを徹底的に試打する企画「全力試打ギア王!」。今回、徹底的に試打をするのは、タイトリストから登場した「VG3 ドライバー」。やさしいアスリートドライバーと評され、ツアープロもエースドライバーとしてキャディバッグに入れているが、その実力は果たして本物なのか?
話題の「VG3」ドライバーってどんなギア?
前モデルの「VG3」のヘッドカラーがシルバーだったのに対して、4代目の「VG3」は黒一色とシックになった。形状自体、同じタイトリストから発売されている「915シリーズ」の流れを汲んだアスリート向けのように見える。しかし、9.5度でもフェース面が見えて、ボールが上がりやすそうな安心感がある。また、ネックにはロフト角とライ角を変えることができる「SureFit Tour™」システムを搭載。自分の構えに合ったクラブへと変えることができるようになった。ではさっそく試打してみよう。
ハジキがよくて初速が速い
フェース面積が広く、安心感は十分にある。形状は「915シリーズ」のようにかっこよくて色も強そうに見える。
打感は硬すぎず、ボールの重さや感触を感じられる軟らかさももあって操作性もよさそうじゃ。トォ側から見るとシャローバックで球が上がりやすい設計じゃ。一般的にディープフェースは叩ける形状、シャローフェースは球が上がりやすいと言われている。
ソールの凹みもしっかり見えるくらい深く刻まれている。フェースの反発を高めてミスヒットにも強くなっているようじゃ。
46インチでも軽く振り抜ける
シャフトのどの部分がしなっているか、感じられるからダウンスウィングのタイミングが取りやすい。しなりを感じながら打てば、打ち急いだりインパクトで力んだりすることなく、気持ちよく振り抜けるシャフトだ。46インチの長さを感じさせない「軽さ」と「振り抜き」のよさは、アベレージゴルファーにとっては大きな武器になる。やさしいアスリートドライバーと言われる所以を感じさせてくれる。