こんにちは!ケンジロウです!(^^)!いよいよ冬の大詰め。毎日寒い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしですか?この記事をお読みの読者はゴルフ熱の高い方が多いと思いますので、日々練習に励んだり、冬ゴルフを楽しんでいらっしゃるかと思います!(^^)!春まであともうひと踏ん張り、頑張っていきましょう!

さて、日本のツアーはまだしばらくお休みですが、海の向こうのPGAツアーはアメリカ本土のシリーズが続いています。日本からは松山英樹と石川遼が参戦していて、皆さんも眠い目をこすりながらテレビ観戦していることでしょう。

今回は、そんなPGAツアーを観るうえで、キーポイントになるであろうある一つのスタッツに注目してみたいと思います。それは何かと言うと……、2013年から導入されている「ストロークゲインド」というスタッツです。ストロークゲインド?と聞いてもいまいちピンとこないかもしれません(@_@)

しかしこのスタッツ、各選手のショットの得意、不得意が明確にわかる優れた数字なんですよ。アメリカでは早くから注目されてきたデータなんです(ストロークゲインドパッティングは2011年より採用されています)。PGAツアーを観る上で、知っていて損はないと思います。これから詳しく解説していくので、ちょっと難しいところもあるかと思いますがなんとか最後までお付き合いくださいね(*^^)v

ショットとパット どちらが貢献したのか一目瞭然

画像: *PGAでは全選手、全ショットのデータを記録している

*PGAでは全選手、全ショットのデータを記録している

まずはストロークゲインドという言葉を説明しましょう。英語表記だと、「Strokes gained」で、これを訳すと、「どれだけストロークを稼ぐことができたか」となります。

これは米コロンビア大学のマーク・ブローディ教授とPGAツアーが共同で開発した指標で、あるホールでショットがどれだけストロークに貢献したか、パットがどれだけストロークに貢献したかを数値化しています。プレーヤーのショットの上手さ、パットの上手さを示すものとしてプレーヤーからも注目を集めているものなんですね(-。-)y-゜゜゜

 

画像: *PGAツアーのウェブサイト

*PGAツアーのウェブサイト

実際にPGAツアーのウェブサイトで“STATS”の項目にアクセスするとストロークゲインド(以下SG)のデータが3種類表示されます。1:TOTAL(以下SGT)2:TEE-TO-GREEN(以下SGT2G)3:PUTTING(以下SGP)の三つです。

まず前提として覚えておいてください。このストロークゲインドというのは、実際のストローク数ではなく、他の選手とのストローク数比較で成り立っています。つまり、ある選手のSGPの数値が1だったらその選手は他の選手より1打多くパッティングが優っていたことになります。

まずは元々導入されていたそのSGPの説明をしましょう。これはグリーン上のパフォーマンスでどれだけストロークゲイン(もしくはロスト)したか、つまりパッティングのスコアに対する貢献度になります。この計算には昨年のツアーのデータが使われます。

例えばあるホールの3mを決めるツアー平均ストローク数(難易度計算込み)が1.4だったとします。もしそれを1パットで決めたらSGPは+0.4ということになります。2パットだと-0.6、3パットだと-1.6になります。他の選手よりいかに優る(劣る)ことができたかを数値化できるわけです。難易度の同じぐらいのグリーン上での 選手のパッティングの上手さが比較できるのです。ちなみに、AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ終了時点での現在のSGPランキング(上位5人)は以下です。

1位 ブレーク・アダムス    1.530
2位 フレディ・ヤコブセン   1.504
3位 キム・ヒョンソン     1.388
4位 マーセル・シーム     1.384
5位 ジェイミー・ドナルドソン 1.226

この5人がツアーで一番パターが上手いということですよね(#^.^#)ブレーク・アダムスって誰だ?(笑)

続いては、1番のSGT。1ラウンドの平均スコアと自分のスコアを比較してどれだけ優れているか(劣っているか)を計算しています。例えばあるコースの平均スコアが70だったとして、もしある選手が68をマークしたらそれはSGTが+2ということになります。一方で72を打てば、-2ということです。これはわかりやすいですかね。こちらの上位5選手は以下です。

1位 マーセル・シーム   3.026
2位 ウィル・マッケンジー 2.806
3位 リー・ウェストウッド 2.141
4位 ジミー・ウォーカー  1.962
5位 バッバ・ワトソン   1.854

こちらは知った名前が出てきますね~。

最後に2番のSGT2Gは、1(SGT)から3(SGP)を引いた数値で算出します。つまりグリーンまでにショットでどれだけストロークを稼いだか(失ったか)ということです。ティショット、アイアンショット、アプローチまでが含まれています。例えばSGTが2で、SGPが1だとするとティートゥグリーン(SGT2G)は、2-1の1になります。つまり、グリーンまでに他の選手より
1打稼いだことになるわけです。このランキングは以下。

1位 ウィル・マッケンジー 1.988
2位 リー・ウェストウッド 1.942
3位 ウェブ・シンプソン  1.760
4位 バッバ・ワトソン   1.703
5位 マーセル・シーム   1.642

この人たちが、現段階で今シーズン一番ショットが上手い選手というのが言えますね♪

画像: *これが今季SGのスタッツが上位にきているマッケンジー選手

*これが今季SGのスタッツが上位にきているマッケンジー選手

どうですか?わかりましたか?上の表記だけだと良くわからないですかね(@_@)例えば2014シーズンの賞金王マキロイはSGT2Gの数値が1.993(ランク1位)だったので、ほぼ2打近くショットで他の選手よりスコアを稼いだことになります。逆にSGPは0.273(ランク41位)だったので、パットの貢献度はショットほどでもないということです。

画像: *マキロイはショットでスコアを稼ぐ

*マキロイはショットでスコアを稼ぐ

この数値を観れば、マキロイもよし「パターを練習しよう」となってくるわけですね~(―_―)!!

松山英樹も石川遼も 課題はパター!?2/3に続く

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