グリーン周りのバンカー、ピン奥30ヤード。SWでしっかり打とうとするとダフってもう一度、プロみたいに砂を薄く取ろうとしたらホームラン! SW・AW・PWの3本で同じ距離を打とうとするとどうなるんだ? ETGSのインストラクター内海大祐プロに実験してもらった!
SWだとヘッドが先でボールが後から飛ぶ
「バンカー=SWと思っていませんか? 距離のあるバンカーならAWやPWの方がやさしく寄せられるんですよ」(内海大祐、以下同)
「まずはSWで30ヤードを打ってみましょう。30ヤード打とうと思ったらかなりのヘッドスピードでしっかり打つ必要がありますが、そのように打つとクラブヘッドがボールより先に抜けてしまいます。フェースがボールの下をくぐってしまい、飛距離が出せません」
「52度」だとヘッドよりボールが先に飛ぶ
続いて52度のウェッジを試してみた。
「SWよりロフトが立っているので砂を押す圧力が高くなってボールを押し出してくれますね。少しフェースを開いて、ダフらせるようにしっかり振ってもボールの下をくぐることなく砂ごとボールを押し出してくれるから安心感があります」
PWは高さが出ないが、多少のミスは許される
最後にPWを試してみた。
「多少ミスしてダフってもグリーン上を転がって結果的にランで寄せられます。あごが高くなければPWは遠くまで飛ばすにはやさしいですよ」
「キャリーとランの割合は1対1くらい。ランを多めに考えて大きく振る必要はありませんよ」
なるほど~。いつもSWで大振りしてミスばかりでした。AWやPWだとどうしても飛び過ぎてしまうイメージがあったけど、かえってやさしいんですね。
※月刊ゴルフダイジェスト2016年3月号掲載
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