「全力試打!ギア王」では、毎回、話題の新製品を徹底試打して特徴や進化を洗い出している。今回の「ギア王」は、ピンの「G FW」と「G SF TEC FW」の2本を打ち比べた。見た目は瓜二つのピン「Gシリーズ」のFWの違いを、さっそく見てみよう!

高速ヘッドで高弾道に飛ばせるFW

ピンから登場した「G FW」と「G SF TEC FW」。どちらも前作同様、空気の流れを整えてヘッドスピードの低下を防ぐ「タービュレーター」が付いており、構えやすさにもつながっている。今回の試打はどちらも5Wを使用して実証した。同じ番手だがロフトが1.5度も異なる両クラブ。果たしてどのような特徴があるのだろうか?

画像: 「G FW」(左)●ロフト 17.5度 ●シャフト ALTA J50(S)●長さ 42.5インチ、「G SF TEC FW」(右)●ロフト 19度 ●シャフト ALTA J50(S)●長さ 42.5インチ

「G FW」(左)●ロフト 17.5度 ●シャフト ALTA J50(S)●長さ 42.5インチ、「G SF TEC FW」(右)●ロフト 19度 ●シャフト ALTA J50(S)●長さ 42.5インチ

「G FW」は芯でとらえやすい

前作の「G30」に比べ、リーディングエッジの出っ張りが少なくなってすっきりした今作。極限まで地面に近くしたことで、ボールにコンタクトしやすくなったという。構えたときのヘッドの座りがよく、スムーズにアドレスに入ることができるのが好印象だ。

画像: リーディングエッジを極限までそぎ落とした

リーディングエッジを極限までそぎ落とした

シャローなフェースで球を上げやすく、見た目のイメージから左への引っ掛けがないので、強く振っても安心だ。球筋は強めの高弾道、多少の悪いライからでもしっかりボールを拾ってくれて、頼もしい武器になりそうだ。

画像: ヘッドが薄くライの状態が悪くても球を拾いやすくなった

ヘッドが薄くライの状態が悪くても球を拾いやすくなった

やさしく飛ばしたいなら「SF TEC」

「SF TEC」の方も極限までリーディングエッジをそぎ落としており、ヘッド形状が平べったく大きく見える。ヘッドの形自体も丸みがあって安心感がある。平べったいのでボールが浮いている時には「下をくぐってしまうのではないか」と心配したが、縦方向にもフェースの厚さがあり、スウィートスポットが広くしっかりボールをとらえてくれた。

画像: リーディングエッジを削ることでインパクトの打点を高くすることができる

リーディングエッジを削ることでインパクトの打点を高くすることができる

ロフトが19度ある分、「G FW」よりも球が上がりやすい。ロングのパー3の時にティアップしても、距離のあるセカンドのように地面から打っても、しっかりボールを芯でとらえてくれるやさしいクラブだ。

画像: ソールに大型のウエイトがついているのでフェースターンがしやすくなっている

ソールに大型のウエイトがついているのでフェースターンがしやすくなっている

しなりと弾きのよい純正シャフト

今回は「ALTA J50」(S)という純正シャフトを試打。ピンの純正シャフトだが、軽くて振りやすい。純正シャフトというと、ヘッドスピードがある人がしっかり打つと「フニャ」っとした感じがあったりするが、「ALTA J50」にはそのような感覚はない。ヘッドスピードが高くなくてもしなりを感じ、飛ばせるという幅広いゴルファーに対応しているシャフトだ。

画像: しなりと弾きのよい純正シャフト

また、両モデルともネック部分にロフト調整機能がついているので、±1度までロフトを調整できる。ロフトを立てたり寝かせたりして、自分の距離に合わせられるのもうれしい機能だ。

動画はこちらから

画像: 全力試打!ギア王 ピン「Gフェアウェイウッド」 「G SFテック フェアウェイウッド」 www.youtube.com

全力試打!ギア王 ピン「Gフェアウェイウッド」 「G SFテック フェアウェイウッド」

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