昨年は第5のメジャーとも言われる「ザ・プレーヤーズ選手権」で優勝し、“人気先行”の汚名をすすいだリッキー・ファウラー。その原動力となったのは、名コーチ、ブッチ・ハーモンと取り組んだスウィング改造にあったと言われる。今やBIG3(デイ、スピース、マキロイ)に次ぐ実力者となった。

画像: 名伯楽、ブッチ・ハーモンの教えで安定感を増したファウラーのスウィング

名伯楽、ブッチ・ハーモンの教えで安定感を増したファウラーのスウィング

中井学プロの解説でお届けしている「PGAツアー スウィング超解説」、今回はリッキー・ファウラーのスウィングの凄いところ、真似どころです。では、中井プロ、お願いします!

“右足の粘り”が緩やかな
インパクトゾーンを作る

「以前のファウラーは、ハーフウェイバック(テークバックで手が腰の高さ)でもっとシャットフェースでした。精度の良いドローは打てていましたが、フェードは打ちづらいスウィングでした。ドロー一辺倒から、左右両方ともに打ち分けられるスウィングへ。ブッチ・ハーモンとの大きな目的のひとつだったはずです」

「ハーフウェイバックでフェース面がスクェアになるように修正できたことで、ショットの精度が高くなりました」

「もうひとつ、ぜひ参考にしてほしいのが、インパクトからフォローにかけての“右足の粘り”です。
これによって、クラブヘッドが低い位置から入り、しかも低く長く動くので、スピン量が非常に安定します。インパクト前後でクラブヘッドが跳ね上がるような動きがなくなったところにも、安定感が見て取れます」

「インパクトで右足が粘る効果はスピン量の安定だけではありません。右足が粘ることで、クラブヘッドと引き合いを起こし、遠心力を最大に引き出すことができるのです」

もともとの球さばきの上手さに加えて、飛距離が伴ってきたファウラー(平均飛距離 297.9ヤード)。
テークバックと右足の粘りがポイントだ。

フォローでヘッドと右足が
引っ張り合うように振る

では、最後に中井プロからワンポイントレッスン!

「ファウラーのようにヘッドと右足が引っ張り合う感覚を養うには、
インパクトで右手を離して打つドリルがいいでしょう。フォローで左手1本になることで、クラブヘッドが遠い位置にもっていかれるので大きな遠心力が発揮されます。それに拮抗させるように右足を粘らせます右ひざを伸ばす感覚を入れるといいでしょう」

中井プロの「PGAツアー スウィング超解説、次回もお楽しみに!

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