ドライバーショットとともに、ティペグが“クルクルッ”と舞い上がる。それがプロっぽいと、憧れる人もいるだろう。ところが、PGAツアーを観戦していると、ティを飛ばさない選手が多く、地面に残ったティを引き抜いていく姿をよく目にする。これはどういうことなんだろうか?

デイ、スピース、マキロイは基本ティを飛ばさない

現在世界ランク3位(2017年3月26日現在)のジェイソン・デイはじめ、ジョーダン・スピース、ロリー・マキロイら超一流選手たちは、インパクト後もティがその場に刺さったままのことが多い。

画像: デイ、スピース、マキロイは基本ティを飛ばさない

その理由をPGAツアー事情にも詳しい内藤雄士プロコーチが教えてくれた。

ドライバーでもレベル~ややダウンブローに振るからティが残る

「それはクラブの進化と大きく関係しているんです。最近はクラブもボールも飛距離を求めて“低スピン”の傾向にあります。以前はスピンのかかってしまうクラブとボールで、いかにスピンを減らすかが飛ばすための大きな命題でした」(内藤雄士プロコーチ、以下同)。

「そのために、“アッパー軌道”&“フェースの上部で打つ”方法を多くの選手が取っていた。下から上にティごと飛ばすような感じですよね、かつてのデビッド・デュバルなどはその代表です」。

画像: アッパー軌道で飛距離を稼いだD・デュバル

アッパー軌道で飛距離を稼いだD・デュバル

「しかし最近のギアでそれをやると、スピンが極端に減りすぎてしまうんです。確かに一発の飛びはあるかもしれませんが、安定感という点ではまったく頼りになりません。なので、レベルブローか軽いダウンブロー軌道で、なおかつフェースの上っ面ではなく、センターで打つようになったので、ティが残るんです」。

画像: マキロイもレベルブローでかっ飛ばす!

マキロイもレベルブローでかっ飛ばす!

「入射角の理想は0度、つまりレベルとされています。実際に、PGAツアーの選手の入射角の平均は1.3度のダウンブローです。それでも低スピン傾向にある最新ギアでは、スピンが少なくなり、スピンが減りすぎることによる打球の不安定さもなくなります。ボール位置が以前より真ん中寄りになったのも、ティが残る一因です」。

このことを日本のツアー選手に聞いてみると、「それ同感です!」という声が聞かれた。

「調子のバロメーターになるんです」松村道央

「ドライバーショットで、ティがその場に刺さったままの時は基本的に調子がいいですね。調子が悪い時はあえてティを残すようにしてレベルブローを心がけます」(松村道央)。

画像: 松村は意図的に残すように打つ時もあるという

松村は意図的に残すように打つ時もあるという

アッパーに振ると球が弱くなる 武藤俊憲

「ボールを飛ばそうとすると、左サイドが伸び上がって力が伝わらないんです。ボールが弱くなっちゃいますよね。そうならないように、おへそのあたりにある重心が上を向かないようにして、レベルブローを意識しています」(武藤俊憲)。

画像: お腹が上を向かないようにするとレベルに振れる

お腹が上を向かないようにするとレベルに振れる

日本ツアーでも、レベルブローが浸透しつつあるようだ。皆さんもインパクト後にティを飛ばさないレベルスウィングで安定したドライバーショットを手にいれよう。

HONMA

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