月刊ゴルフダイジェストで好評連載中の「振り子の教室」。毎月、パットにまつわる疑問を“パット研究家”の星谷孝幸先生が“科学的な視点”で回答してくれています。

ほしや先生は、解析装置を使い、日夜パット研究に勤しむ科学者。ボールの転がりの仕組みを解明し、“パット下手”だった自らのパット数が激減、今では「30パット打つことはまずない」と言います。そんなほしや先生に、ゴルファーの皆さんが、日頃悩みがちな悩みをぶつけてみました! 先生、早速お願いします!

Q1
インパクトで“パチン”と
パンチが入ってしまうんですが…

A1
右手の親指と人差し指に
力を入れてみましょう

画像: グリップエンドから遠い2本の指に力を入れておこう

グリップエンドから遠い2本の指に力を入れておこう

パンチが入ってしまう人というのは、インパクトの瞬間にギュッと握ってしまっていることが多いんです。そういう人は、アドレスの時点から右手の親指と人差し指を強く握っておきましょう。グリップエンドから遠い指にあらかじめ力を入れておけば、ヘッドが走りすぎないので打ちすぎることを防げます。

Q2
打ち出しの方向が
一定しません

A2
ボールの5センチ先に
目印を設定しましょう

画像: ボールに近い位置(黄色い点)を目印にすると、打ち出し方向がブレにくい

ボールに近い位置(黄色い点)を目印にすると、打ち出し方向がブレにくい

例えばボールから5センチ先の目印の上を通すのと、2メートル先の目印とでは、圧倒的に前者の方がやさしいはず。カップも全体を狙わずに「カップの右縁から1センチ」と細分化して目標を設定したら、そこに向かうためにボールに近いところに目印をイメージしてみてください。「その上を通すぞ」と思ってストロークすると方向性が格段に良くなりますよ。

Q3
2メートルでもオーバーや
ショートを繰り返してしまう

A3
カップと“正対”した
素振りをやってみましょう

画像: カップとボールを結んだ後方線上で素振りをする藤田寛之プロ。距離感がつかみやすい

カップとボールを結んだ後方線上で素振りをする藤田寛之プロ。距離感がつかみやすい

距離感を整えるには、藤田寛之プロのようにカップと正対した素振りがお勧め。ボールの横に立って素振りをするよりも、目の左右差がなくなるので目標に対しての距離感がつかみやすくなるのです。ゴミ箱に向かってゴミを放るときも、両目が目標と正対していますよね。それが距離感をつかむためには自然だということです。

いかがでしたか? 今回のテーマで悩んでいる方は、ぜひ次のゴルフで試してみてください。
でも、まだまだパットの悩みはつきませんよね~。今後もほしや先生にバンバン答えてもらいますので、どうぞお楽しみに!

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