つかまるってこんなに飛ぶんだ!
試打をした香妻プロが、まず驚きの声を上げたのは、ドライバーショットでの打感。
「私の使っているボール(スリクソンZスター XV)よりも柔らかい! ボールがフェースにくっついている時間が長いのがわかります。気持ちいい感触ですね。その分、ボールが自然とつかまってくれるので、スピンも減って、飛距離も出てます。このつかまり感に慣れて自分でつかまえにいかなくなれば、スウィングも良くなってますます飛びそうです」(香妻、以下同)
この打感は、アプローチでも際立っていると香妻プロ。
「飛距離が出るボールって、硬いとう印象があったんですけど、かえって柔らかいぐらい。フェースに吸い付くような心地よいフィーリングです。スピン性能も高くて、グリーンでしっかり止まってくれます。ロゴも小さくなってスタイリッシュになったので、幅広いゴルファーの方に使ってほしいと思います」
香妻プロが驚いた「ゼクシオUX-AERO」三つの性能
一連の試打を終えた香妻プロが、驚いた3つのポイント。その理由を解明した。
こっちゃんの驚きポイント 1:「フェースに長くくっ付いて低スピンで飛ばせる」
ボールの硬度を硬くすれば反発が上がる反面、スピン量が増える。逆に柔らかくすれば反発は落ちるけれどスピン量は減る。このメリット部分をできる限り合わせた技術が“外剛内柔”という考え方。外剛内柔とはコアの内部で硬度の差をつけることなのだ。「UX-AERO」はこの度合いをさらに強めて、大きな飛距離を得ている。
こっちゃんの驚きポイント 2:「喰いつくような打感がやみつきになる」
「ドライバーからアイアン、ウェッジ、パターに至るまで、すべてで打感が柔らかい」と香妻プロ。ロングショットではソフトなコアがつぶれることで、ショートゲームではウレタンカバーの柔らかさが、心地よい打感を生み出してくれる。
こっちゃんの驚きポイント 3:「ツアーボールと比べてもピン性能が遜色ない」
アプローチでスピン量をしっかり確保できるのは、ウレタンカバーの柔らかさがあるから。「UX-AERO」はこれに加え、表面に柔らかいコーティングを施している。フェースとの摩擦力が大きくなり、スピンコントロール性能が増すのだ。
「第三のボール」は“ディスタンス系”と“スピンコントロール系”のいいとこ取り!
第三のボール、ゼクシオUX-AEROは、どこが変わったのだろう。ディスタンス系とスピンコントロール系と合わせて構造を比べてみた!
スピンコントロール系の「スリクソンZスター XV」は、2層のコアで“外剛内柔”をさらに強め、中間層を硬くして反発を上げている。これにより、ドライバーではスピン量が減少。そして、アプローチでは0.5ミリのカバーによってしっかりとスピンをかける構造だ。
第三のボールの「ゼクシオUX-AERO」は、硬度差を大きくつけた“外剛内柔”の大型コアと、やはり硬い中間層により、飛距離を維持。加えてアプローチショットでもソフトな打感と高いスピン性能を得るために、0.5ミリの極薄ソフトウレタンカバーを採用している。
ディスタンス系の「ゼクシオ AERO DRIVE」は、ドライバーショットでのスピンを減らすためにソフトなコア、そして反発力に優れたカバーを採用。中でも「AERO DRIVE」は大径のコアと独自の中間層で飛距離性能がアップしている。
「ソリッドコア+ウレタンカバー」という構造は、スピンコントロール系と第三のボールも同じだけれど、決定的に違うのはコアの硬度。第三のボールのコアは、スピン系に比べソフトなため、ロングショットでのスピン量が抑えられ、スピン量が多く飛距離をロスしている多くのアマチュアにとって、フィットする可能性が非常に高いボールなのだ!
次回はさらに詳しい試打結果をお伝えするのでお楽しみに。