PGAでも好みが分かれる「M1・M2」問題!
アスリートに圧倒的な人気を誇るテーラーメイドのドライバー。M1とM2が「M」ファミリーとしてラインナップされているのはご存知の通り。
では、いったいどちらがいいのでしょうか。実はこの問題、PGAでも意見が分かれているんです。
2016年5月末日現在、世界ランキングトップに君臨するジェイソン・デイはM1派。
フルサイズのM1 460で戦っています。
先のAT&Tバイロンネルソンで4年ぶりの勝利を挙げたセルジオ・ガルシアはM2派。この優勝でPGAツアーでの勝利数を「9」とし、スペイン人プレーヤーとして同郷の大先輩セベ・バレステロスの記録に並んだことが大きく報じられました。
ダスティン・ジョンソンに至っては、M1→M2→M1……と、行ったり来たり・・・
このように、世界の一流選手をも悩ます「M1・M2」問題、私たちは一体どちらを選べばいいのでしょうか!?
しかし、そんなあなたに朗報です。テーラーメイドではこの問題に白黒付けられる最適のシステムを用意してくれているんです。
特撮映画の技術をスウィング解析に応用
「MAT-T」(以下マット)というこのシステムは、新橋のショップ内にあります。
モーションキャプチャーという言葉を聞いたことがあるかと思います。俳優の動きをコンピュータに取り込み、CGキャラクターにその動きを付けるというような技術です。テーラーメイドではこの技術をスウィング解析に応用し、ゴルファーのカラダの動きはもちろん、普通のカメラでは映らない角度からクラブヘッドの動きを見ることもできるようにしたんです。
今回このマットを、編集N島が体験してきましたのでその模様をお届けします。
スウィングをコンピュータに取り込むため、センサーが付いたジャケットなどを装着。
スウィングを読み込むために、いよいよ打ってみます。なんか、スゴイ実験の被験者になっているようでドキドキしました(笑)
で、コンピュータに取り込まれた画像がこちら。
ゲ!!そっくりじゃないですかッ!!!もっと大きなフィニッシュを取りたいなあ、と日々思っているのですが、そのクセまで完全再現。これはすごい・・・
このように自分のアバターが誕生するのです!
普通のカメラでは解析できない角度で、クラブの軌道が見えてしまうのです!
この動きをマットが読み取り、ヘッドとシャフトの最適なスペックをはじき出してくれるんです。
N島の場合、ヘッドはM1 460、シャフトはフジクラのスピーダーエボリューションⅡの661sを推奨されました。ロフトは調整システムを使って寝かせた方がいいようです。
さらによく読むと、3WはM1、レスキュー(ユーティリティ)はM2、アイアンはグローレFに軽量スチールシャフトを挿し、番手は4番~PWを推奨する、と書いてあります。
自分のスウィングが丸裸になってしまいますが(*_*;、ここまで子細な推奨スペックをもらえるのは素晴らしいのひと言!
このスペックで試打してみて、フィーリングをフィッターさんに伝えます。もう少し重い方がいい、シャフトはしなる方がいい、と、何でもいいので伝えましょう。この作業を繰り返し、弾道解析のデータと照合しながら、最適スペックを煮詰めていくのです。
N島の場合、ヘッドはM1 460でよさそうでしたので、その後シャフトを何本か挿し替えて打たせてもらいました。
というように、自分のアバターを通じて最適なスペックをフィッティングするテーラーメイドのマット。これ、とても面白かったです。お問い合わせなど、詳しくはこちらからどうぞ。
写真/有原裕晶
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