自分好みにグラインド
プロの使うウェッジには、市販モデルをベースにさまざまなチューニングが施されています。
たとえば、ロフトやライ角を0.5度単位で調角したりするのは当たり前。ソールの一部分を、ほんのちょっとだけ、自分好みに削って欲しい・・・みたいな要望もザラに出るといいます。
ウェッジチューンは非常に奥が深く、アプローチの巧みなA選手のウェッジを、B選手が使ったからといってぴたりと馴染むかといえば、そうは簡単にいきません。
自分のスウィングや打ちたい球、使う状況に応じて微妙に手を加えていくのです。
ウェッジのグラインドオーダーはかなり面白いですが、自分にはいったいどんな削りが合うのか・・・
いや、そもそもですよ、今のウェッジのラインナップは同モデルの同ロフトで2~3パターン用意されていることが多いのはご存知の通り。私たちアマチュアは、その中から選んでおけば大きな失敗はないはずです。
がしかし!人とはちょっと違うウェッジを使いたい、というマニア・・・否こだわり派のあなたのために、オプショングラインドを用意してくれているメーカーがあるんです。
そのひとつがピン。現行モデルグライドを新品購入した際にオーダー可能なシステムで、削りのパターンは8種類。目的(と見た目…(笑))に応じてきめ細かなオーダーができるというものです。
グライド58のSS(スタンダードソール)をベースにした、それぞれの削りをお見せしていきましょう。
削り①バウンスグラインド
削り②バックグラインド
削り③ヒールグラインド
削り④リードエッジグラインド
削り⑤ハーフムーングラインド
削り⑥バックヒールコンボグラインド
削り⑦ロブコンボグラインド
削り⑧ワークスコンボグラインド
いかがでしたか?はっきり言いますと、普通のコースでプレーする分には、ここまでの削りは不要です。
しかし、しかしですよ、自動車で考えてみてください。日本では100km/hしか出せないのに、高性能スポーツカーが、公道をバンバン走っているじゃあありませんか!
高性能なモノを持つことは、大人のオトコの嗜みなのです。
このカスタムグラインド、100切りレベルには無用の長物でしょう。バンカーなど、出ないかもしれませんよ。
なぜなら、ノーマルのお助け性能を削ぎ落としているのですから。私たちを助けてくれる部分を削って、プロのように、自分の感性で操作できるようになっているんです。入射角にもシビアになりますし、ちょっとダフったら刺さる恐れも倍増。いわば、スウィートエリアの狭いマッスルバックアイアンに替えるようなものでしょう。
でも、バッグに入っていたらめちゃめちゃカッコイイじゃありませんか!アプローチの2~3打のミスは我慢しても、この男気をクラブセットに注入したい御仁に最適のアイテムです!
どの削りも、追加金額はクラブのお値段+4500円(税抜)です。詳しくは、こちらにお問い合わせください。
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