ケンジロウです。ピッツバーグのオークモントCCよりお届けしております。
初日が終わりました。いやー、今日は大変な一日でした。
90%降雨予報かつ午後からサンダーストームという流れだったのですが、午前10時過ぎにサイレンが鳴って一時中断。午前7時台のスタートだった池田勇太、谷原秀人、宮里優作はちょうど後半を迎えるところでの中断になってしまいました。
そして1時間後にプレーが再開するも、再びサイレンが鳴って中断。こんなに中断を繰り返していたら選手はたまったもんじゃないですよね。試合に集中するのも難しいはず。
ようやく14時すぎに再びプレーが再開し、午後組も練習場で球を打ち始めました。これで今日は日没までやるのかなーと思いきや、再び15時51分に3度目の中断。そしてそのまま本日の競技は終了になりました((+_+))
一日に3度の中断。結局ホールアウトできたのは3組9人のみという散々な結果に。
予報通り夕方16時ごろから土砂降りと雷。バケツをひっくり返したような雨が降り、携帯の緊急速報で「洪水に注意してください」というアラートが鳴る始末。我々プレス陣もプレスルームから一歩も出られない状況となりました。
午後組のスタートだった松山英樹は練習場で練習していましたが、3度目の中断を受けて引き上げていきました。今日は午後組のほうが良かったのかな?
ただしこんな悪天候の中でスコアを伸ばして暫定首位に立っているのが、アンドリュー・ランドリーという選手。一時5アンダーまでいきましたからね。いったい何者?
現地の記者でも知らない人が多かったみたいですね。今までほとんど下部ツアーでの経験しかないようで、昨年のウェブドットコムツアーで1勝を挙げています。全米オープンは初の舞台だそうで、いきなりの大舞台でやってくれましたね、アンドリュー!
今日はこんなシーンも見られました。
こちらは雨宿りをする選手たちです。真ん中の選手、誰だかわかります?キャディバッグがあるからわかるか。ジミー・ウォーカー、ぐったりしていますよね。奥にはハリス・イングリッシュの姿も見えますね。
一方でこちらのマークリーシュマンなどは、キャディとじゃれ合ったりして楽しそうでした。「天気ばっかりは仕方ないじゃん」(リーシュマン)だって。
これ、ちなみにプレスルームの中です。選手たちも雨宿りする場所がなく、こうしてプレスと一緒に雨をしのいでいたんですよ!(^^)!
さて、今日の日本人選手ですが、一番成績が良かったのは、しびれる距離のパットを何度となく決めていた谷原秀人。まだ8番(インスタート)の途中ですが、雨が降ったにせよこのコースで1オーバーはいい位置かと思います。宮里優作も16番(アウトスタート)途中で2オーバー、池田勇太(インスタート)も9番1ホールを残して3オーバー。日本人選手、健闘していますね。
ちなみにその池田勇太、ホテルにグローブを忘れてしまったようで、12番ホール(インスタート)の2打目までは素手でクラブを振っていたそうです。写真を撮っていた私も全然気づきませんでした。
気になって写真を見返してみたら、あらま!
「朝、練習場で素手で打っていたら痛くなってきちゃってさ。朝から柔らかいグリップにグリップ交換もできないしね(笑)」と勇太本人はあっけらかんとしていました。クラブメーカーのスタッフの協力で、なんとか途中で届きましたが、早めのホールでよかったですね。
そんなこんなで、いろんなハプニングがあった全米オープン初日。
明日はおそらく6時半ごろから、日没の20時近くまで予選ラウンドが行われると思います。選手も大変ですが、我々取材班も想像しただけでちょっとゲンナリ⤵
今日は早く寝ることにしますか。Good night(-_-)zzz
写真/姉﨑正