記憶に新しい”ぶっ飛びスプーン”
2016年の前半から、松山英樹プロのバッグにはテーラーメイドの3W、ロケットボールズ・ステージ2(以下RBZ2)が入っています。2月のフェニックスオープンで米ツアー2勝目を挙げたときにも活躍したクラブです。
RBZ2は2013年に発売されたモデルで、”ぶっ飛びスプーン”として一世を風靡したロケットボールズの後継機種です。松山プロは、過去にも中古クラブを試合で使ったこともある目利き。このモデルも、突然使い始めたことで話題になりました。
ソールをタテに走る溝、スピードポケットが目を引きます。これがたわむことで、飛距離を出しているようです。
ディープフェースで、ティアップしたときにも使いやすさが光ります。このあたりも、男子プロに好まれる理由なのかもしれません。
ウッド作りに定評のあるテーラーメイドらしい顔。とても構えやすくできています。クラウンの模様は”ステージ2”になって入れられました。初代のRBZはほぼ真っ白いクラウンでした。
そしてシャフト。松山プロは、ツアーADのDI-9(TX)というツアースペックを差しています。普通の人には重すぎ硬すぎ・・・のシャフトですが、自分に合ったシャフトを差すことで、私たちにも十二分に武器になる可能性を秘めたヘッドですね。
写真/姉崎正、有原裕晶