キツ~い夏ラフの季節がやってきましたね。これまでの時期であればフェアウェイとそう変わらないはずだったラフが、ライによっては脱出するだけでも精一杯。それなのにいつもと同じように狙って『やっちまった~!』なんて頭を抱えたりしていませんか?(担当は毎回、頭を抱えています)

画像: ありますね~こんなライ。フェアウェイを少し外してしまい、カート道路付近などで特に多発する気がします。

ありますね~こんなライ。フェアウェイを少し外してしまい、カート道路付近などで特に多発する気がします。

「こんな時はグリーン狙いを諦め、いかに3打目に狙いやすい位置へ持っていくかを考えますね」。とはツアー2勝、シニア5年目の大ベテラン・横山明仁プロ。
「ラフに入ると[フライヤーして飛びすぎる][芝に食われて飛ばない]のどちらかになりますが、ボールが沈んだ状態では、特にショートアイアンだとどちらが起こるか予測がつきづらい。最終日に逆転狙い、なんてときは別ですが、通常は3打目でパーを狙える位置へ持っていくルートを考えますね」

なるほど…多くのアベレージゴルファーは、逆転狙いのスーパーショットを毎回打とうとしていたんですね。では、スッポリ沈んだ状況の打ち方を解説していただきます。

画像: 平均飛距離250Y前後の横山プロでも一番左の状況でグリーンを狙うケースは少ないそうです。

平均飛距離250Y前後の横山プロでも一番左の状況でグリーンを狙うケースは少ないそうです。

まずはボール位置。「ボールが半分沈んだようなライでは、ボール位置は普段通り。ラフの上に乗ったような状況では、少し左足寄りに置くのが良いですが、クラブヘッドの下に少しだけボールが見えているような写真の状況では、右足寄りへ置いて打ちます。無理して振り抜こうとせず、ヘッドを当てておしまい。パンチショットのようなイメージですね」と横山プロ。でも沈んだラフからよくあるのが【芝に負けてフェースが返ってしまう】こと。キツいラフから打とうとして、たまに大きく左へ行くアレですね。横山プロ~、左へ絶対行かせたくない時はどうしたらいいんですか?

画像: 「結構、強めに握っても大丈夫ですよ」

「結構、強めに握っても大丈夫ですよ」

「まずグリップ。左手の中指、薬指、小指でしっかり握りこみます。そのうえで、腕のローテーションを抑えて打って下さい」と横山プロ。イメージとしては、インパクトで左手の甲を目標に向けながら押し込んでいくことだそうです。

画像: 手首を返そうとしないことが大事。「これで左へ引っかかるミスはなくなるはずです」

手首を返そうとしないことが大事。「これで左へ引っかかるミスはなくなるはずです」

「とにかく大事なのはフェアウェイの良い場所へ出すこと。3打目でパーを狙える位置へ持っていければ、悪くてもボギーで済みますしね」と横山プロ。グリーン狙いの2打目から思わぬ大叩きをしてしまうと後に引きずりがちだし、【ボールが沈んだら3打目狙い】、これからの時期、頭に入れておきたいところです。

「夏ラフ脱出法」を詳しく知りたい方は、小誌8月号を是非ご覧になってください。

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