ケンジロウです。アメリカのピッツバーグよりお届けしております。
全米オープンが終わって、1日経ちました。こちらの朝のニュースはダスティン・ジョンソン(以下DJ)の話で持ちきり。
優勝の話というよりは、例の5番ホールでボールが動いたかどうかの問題を大きく取り上げていますね。
バッバ・ワトソンが電話にでてコメントしたり、タイガーのツイートを紹介したり、軒並みDJに好意的な意見です。
まあペナルティがつきましたが、まったく関係のないスコア差で上がればいいと集中を切らさずに逃げ切ったDJを褒めるべきですよね。
昨年のチェンバーズベイでの3パットは、後遺症が残りそうな外し方でしたからね。今年のウィニングパットはしっかりと決めてくれました。メジャー初優勝にやっとたどりつけましたね(^○^)
それにしても18番のセカンドショットは凄かった。僕はセカンドのピンまで200ヤード地点のところで観ていたんですが、グリーンに乗ったあとのスタンドのお客さんの歓声が凄かったです(゚o゚;;あの歓声で、ピンに寄ってるのがわかりした。
まあその前の18番のティショットも半端なかったですけどね(-_-)ダスティンはとにかくショットの男ですからね。今回はその彼のショットの凄さの秘密に迫ってみます。
この4日間でのパーオン率は76.39%、これは出場選手の中で1番。でもフェアウェイキープ率は64.29%の18位タイと優勝した選手にしては低い数字。ちなみにダスティンの今シーズンのフェアウェイキープ率は56.7%で152位タイで、ドライバーはけっこう曲げてるわけですね。
それでもパーオン率がいいのは、ラフや傾斜などのライの悪い場所からでもグリーンに止められるアイアンショットの精度の高さですよね。オークモントの粘りっけのあるラフでも、上からしっかりと打ち込めるアイアンの技術があったのも勝因のひとつかもしれません。
確かにいつも練習場では、ショートアイアンの練習に人一倍時間をかけています。ショートアイアンでもトラックマンの使って、数値を確認しているんです。もちろんそばには、コーチのブッチ・ハーモンがいて、そのデータを見ながら二人あれこれと話し合っているんです。
もちろん曲がってしまうドライバーの練習にも時間をかけてます。3月にWGC世界選手権で見たときはM2を使っていましたが、今回はやっぱりM1ドライバーに戻していましたね。シャフトもお気に入りの黒スピーダーでした。
ダスティンの最新クラブセッティングはこちら。
そんなダスティンの最終日の撮れたてショットをお見せしましょう。これは3番ホールのティショット。左にチャーチピューのあるホールですよね。ちなみにこの日は最長330ヤードを記録していました(゚o゚;;
ダスティンのスウィングの解説はこちらに詳しく書いてありますので、ご覧ください。
そういえばDJは予選ラウンドは松山君と、ガルシアと一緒でしたよね。確かにかなり飛んでましたね。飛距離は松山君が1番後ろでそのちょっと先にガルシア、そしてそのガルシアからさらに10〜15ヤード先にDJでしたf^_^;)
とにかくこれで一皮向けた感のあるDJ。次は全英、そして全米プロとメジャーが続きますが、この勢いでメジャー2勝目いきたいところですね。
この綺麗な奥さん、ポーリナ夫人はプロアイスホッケーリーグ・NHLの伝説的名選手、ウェイン・グレツキーの娘なんですって。SEXYすぎるー(゚o゚;;
2人で手をつないで表彰式に現れましたからねぇ。仲睦まじいわーf^_^;)
写真/姉崎正