真夏に辛い物を食べたくなる謎の現象は、一体何なのでしょうか。よく考えてみると、インドやタイなど暑い国は辛い料理がよくありますが、これは発汗させることで身体の表面温度を下げるという目的もあるようです。
梅雨時、ジメジメと蒸し暑い時などは、むしろ汗を流しちゃいましょうということで、唐辛子やラー油たっぷりの「勝浦坦々麺」。本来これは、冬場に漁師さんや海女さんの体を温めるために開発されたご当地グルメですが、「夏場に頼まれるお客様も多いですよ」とは、ゴルフ場で唯一、勝浦市公認の勝浦坦々麺を出す、勝浦東急ゴルフコース内レストランの方。
房総半島の先端、勝浦の高台に位置する「勝浦東急ゴルフコース」。南風が吹き抜ける爽やかなリゾート丘陵コースは、18ホールそれぞれが個性を持ったバリエーション豊富な設計。設計家は井上誠一の流れを汲む宮澤長平。東急系のコースを多く手かげる代表的な設計家の一人です。
スープをひと口すすると、まず脳天を貫くのは唐辛子系の辛さですが、次第に玉ねぎとひき肉の優しい甘みが広がります。食べ終わる頃には汗びっちょりですが、次第にスーッと涼しくなってくるぞ…。しゅうまい2個付きで1512円です。
帰り道は少し遠回りしてでも寄りたいのが「釜新肉店」。ここのイカメンチは全国からお客さんがひっきりなしに訪れるというご当地中のご当地グルメ。獲れたてのイカがたっぷりはいったメンチカツは揚げたてのサクサクも当然ウマいですが、家に着いた頃のしんなり感もまた最高なので、ぜひお持ち帰りしたいところです。