アベレージゴルファー向けの「Be ZEAL 525 ドライバー」
今回は、アスリート向けの「ツアーワールド」シリーズではなく、アベレージゴルファー向けに開発された「ビジール」を徹底試打。見た目はバックフェースに黄色を使っていて、若々しいデザイン。トウ・ヒール側にそれぞれウエイトが搭載され、別売のウエイトビスを買えば、自分のスウィングに合ったセッティングに変えることができる。また、ヒール側のウエイトの下にはインナーウエイトが入っているので、自然とフェースターンができるようになっている。
しっかり“叩ける”ドライバー
構えてみると、非常にオーソドックスな形状で、クセがない印象だ。適度にロフトが見えるので安心感もある。すわりのいい顔なので思い切り振っても、左に引っかける気がしないのもやさしく感じるポイントだ。
また、「Be ZEAL 525」はクラウン部分の重量を軽くして、その分をソールに配置したことで、打ち出し角が高く高弾道で飛ばすことを実現したそうだ。クラウンがたわんで、最適なスピンでボール初速がアップするので飛距離も伸びる。
打ってみると打感はやわらかい。もちろん弾いてはいるのだが、ボールが潰れてフェース面で押し出しているようだ。打音も甲高くなく、一般的なドライバーにしては静かで落ち着いている部類に入る。全体的に重量が軽いので、ヘッドスピードが上がり飛距離も期待できそうだ。
出玉の打ち出しの高さがこのクラブの特徴だが、実際に打ってみると「球の高さ」はもちろん、「球の強さ」を感じた。叩きにいってもヘッドが当たり負けすることなく、真っすぐ飛んでいってくれる。シャローバックとネック調節機能をなくしたことで、深重心を実現。低スピンでボールを飛ばすことができる
アベレージ向けのドライバーじゃが、多少ヘッドスピードがある競技志向のゴルファーが使っても、十分に力を発揮してくれそうなドライバーだ。やさしさだけでなく、飛距離を求めるゴルファーにもオススメ。
ヘッドとのマッチングが秀逸なシャフト
純正シャフトの「VIZARD for Be ZEAL」は、タイミングがとりやすくて、インパクトでしっかりパワーが伝わってくる。本間がこのヘッドに合うために開発したというだけあって、しなりにクセがなくバランスがとても良い。振りやすく完成度の高いシャフトという印象だ。
ちなみに、「Be ZEAL 525」にはレディスモデルもある。本間の「Be ZEAL」シリーズのキャッチコピーは「もう100なんて打たないで」だそうだが、そう言うのも頷けるほどの仕上がりだ。スコアアップに貢献してくれること間違いなし。