月刊ゴルフダイジェストの人気連載「地クラブ調査団」では、"地クラブ"と呼ばれる大手メーカーとは一味違ったインディーズ系ブランドのクラブをご紹介している。第4回目となる今回、ご紹介するのはフソウドリーム「D460ドライバー」だ。
日本職人による芸術レベルの作り込み!
生まれは東京都・大井町。大田区一帯の町工場の職人ワザが話題になることがあるが、フソウドリームもそこに隣接する地域で生まれた。扶桑電機工業の社長が子会社として立ち上げたブランドで、町工場生まれの技術がつまったクラブが作られている。
今回紹介する「D460ドライバー」は、ヘッドが3タイプ(ロフト角9.5度、10.5度、12度)展開している。特徴は、各ロフト別に最適重心位置に設計されていること。形状やフェース厚をはじめ、重心位置などがロフト別に設定されていて、各ゴルファーが最適な初期条件を達成できるようになっている。
「ややディープでオーソドックス。仕上げのよさに職人ワザを感じます。トップラインの美しさやソールの仕上げ方などは芸術品レベル」(伊丹、以下同)
「仕上げのよさも性能のひとつ」という伊丹プロ。このドライバーの完成度の高さが分かるだろう。
「バランスが良くて振りやすい。長めでも振り遅れることはない。楽につかまって自然なドローボールが打てる」と試打しながら感心する伊丹プロ。
重心特性を見ると重心距離は平均的だが、重心深度がやや深めとなっている。
クラブデザイナーの松尾好員さんは「ターゲットに合わせてキッチリ制御されている。スピン量が少なすぎることもなく、ヘッドスピード40m/s前後にはちょうどいい」と話す。
高重心で"スピン"で飛ばせる
3タイプとも顔のカッコよさは共通していて、一見難しそうだが、打ってみるとやさしいのがこのクラブの特徴。フソウドリーム「D460ドライバー」、町工場生まれと侮るなかれ!
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