「ナイスオン! ピン抜いときますね」。セルフプレーなら当たり前の、グリーン上での一コマだ。だけど、ちょっと待った! グリーン上で旗竿(ピン)をバタンと倒していませんか?
旗竿の重みでグリーンは凹む
グリーン上で旗竿を倒すとその重さで芝はへこみます。せっかくカップへのラインを読んでもその通りには転がらなくなってしまいます。プレーファストはもちろんですが、グリーンの外に置くのが正しいマナー。
このときのポイントは、高い位置で手を離して“倒す”のではなく、そっと丁寧に“置く”こと。こう言うちょっとした仕草ひとつで、「この人、ゴルフを知ってるな」と思われる。同伴者たちの気分もいいし、気分良くプレーできることにもつながるわけだ。
無意識にバターンと旗竿を倒している人は意外と多いもの。あまり目くじらをたてるのも角が立つし、自らが率先して「そっと置き」を実践しよう。そのためには自分がピンを抜く必要がある=ピンに寄せている必要がある。そのため集中力が高まって、スコアが良くなる……なんてこともあるかもしれない。