2017年5月4日(木・祝)から「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」が茨城ゴルフ倶楽部西コースで開催される。2016年はレキシー・トンプソンと渡邉彩香の”日米飛ばし屋対決”の末、レキシーが優勝。連覇を狙って、今年も参戦する世界の飛ばし屋・レキシーの強さの秘密を中井学プロに聞いてみた。

今どきクラブは”回転力”で飛ばす

レキシーは身長180センチと恵まれた体型で、ドライバー平均飛距離は276.2ヤードで米女子ツアーランク2位(2017年5月2日現在)の飛ばし屋としても知られる。

そんな彼女のインパクトで特徴的なのが、両足でぴょん! と跳ねながら打っているところ。これってどういうことなんだろう?

画像: 2016年サロンパス参戦時のレキシー

2016年サロンパス参戦時のレキシー

「これは彼女がパワーだけではなく、回転力で飛ばしている証拠です。その回転力を生むのが左足を伸ばす動き。右足を踏み込んで切り返したら左足を伸ばすと腰が回りきってブロックされます。左の壁ができてヘッドを効率よく加速できるんです」(中井、以下同)

画像: トップではしっかり右足に体重を乗せる

トップではしっかり右足に体重を乗せる

「そのやり方を説明しましょう。今どきのクラブは長くて軽いので体の軸を左右に動かさずに体の中心部分の回転スピードを上げることでヘッドスピードを上げます。そのためには、トップでしっかり右足に体重を乗せて、切り返しから土踏まずで踏み込むことが大切です。

「右のお尻を少し後ろに引くようにすると前傾した姿勢をキープできて右の股関節にしっかり体重が乗りますよ。まずはこの動きを練習してみましょう。しっかり、右に体重を乗せたら切り返し以降、ダウンスウィングでは積極的に地面を踏み込んでみましょう」

左足のひざを伸ばす

画像: 左足のひざを伸ばす

「ダウンスウィングで右足を踏み込むと同時に左ひざを伸ばしてみましょう。左足を伸ばすことで腰の回転がブロックされ、その分だけヘッドにエネルギーが移って一気にヘッドスピードが上がります」

「初めはゆっくりとしたテンポで確認してみましょう。足の裏で踏み込む感覚を確かめながらゆっくりと動作を確認することが大切ですよ」

レキシーのようにジャンプしながら打つのは難しいが、この足の使い方は多くの飛ばし屋に共通の動き。ぜひ、試してみよう!

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