「ドライバーの調子は良かったんだけど、アイアンが全く・・・」
そんなゴルファーが最近増えています。というのも、今の時代クラブは進化して、特にドライバーはやさしいモデルが増えています。もちろんアイアンも進化していますが、10年前、20年前と比較してもアイアンよりもドライバーの進化の方が大きいのです。
その上ドライバーはティアップして打つので、ミスする可能性も少ない。しかしアイアンは様々なライに対応しなければならず、難易度は高いです。
「どうすればいいのでしょうか?」
元サッカー女子日本代表監督佐々木則夫さんもそんな悩みを持つゴルファーの1人。時おりミスは出るもののドライバーはそこそこいい当たりが出るという。しかしアイアンは・・・・
そこで今回は、本誌レッスンでお馴染みの谷口拓也プロが佐々木さんのお悩みを解決します! その模様を2回に分けて皆さんにご紹介します。
まずは「そこそこ」だという、佐々木さんのドライバーショットを谷口プロに見ていただきました。
いいですね!
あともう少しテークバックでクラブを立てて上げて
ナイスショット!
レッスン前からそこそこ当たると話していたドライバーは谷口プロが少し修正を加えただけで、ナイスショット。それではアイアンをお願いします!
課題のアイアンショット
佐々木さんの言う通り、アイアンショットはドライバーショットに比べると、苦手な様子。
谷口プロが挙げた3つの問題点
・目標方向に対して右を向きすぎている
・トップが浅くて、ねん転が足りない
・テークバックを手でヒョイと上げている
この3つが佐々木さんのアイアンショットが上手く打てない主な原因だと谷口プロは言います。
具体的なレッスンの前に、谷口プロが知っておいてほしいこととして、
「ドライバーの“ライ”は自分で作れるのですが、アイアンは平らで打てることなんて滅多にないです。球が沈んでいたり、傾斜だったりライはバラバラ。上からダウンブローで打ちこまないと、どんなライにも対応できないです」(谷口プロ)とクラブが進化したとはいえ、アイアンの鉄則は“ダウンブロー”であることを教えてくれました。
この後、谷口プロには具体的なレッスンをしてもらいました。その模様は次回ご紹介します。
月刊ゴルフダイジェスト9月号では、今回から2回に分けて紹介している谷口プロのレッスンをより詳しく掲載しています。ぜひ、ご覧ください。