みなさんは『利き目』を意識した事はあるだろうか? いまだ専門的に解明されていない分野だが、自分の利き目と見え方の特徴を知っておくだけで、スコアにも影響するそうだ。
左は利き目が左目の人の見え方、右は利き目が右目の人の見え方。意識していなくても、ここまで見え方は違う
まず、あなたの利き目はどちらかを調べてみよう。
ステップ1．両手で三角形を作る
ステップ2．10メートルほど先に目標物を決める
ステップ3．手の三角形から目標物を交互の目で見る
見えたほうの目が、あなたの利き目。ちなみに日本人は右利きが多いとされ、実に7割以上が右利き目というデータもある。
長年、利き目とスウィングの関連性を研究しているというコナミスポーツクラブの斎藤雄二コーチいわく「まず一番影響するのはアドレスです。右目が利き目だと、右目でターゲット方向を見ようとするので、体が開きやすくなる。結果、トップは浅くなるし、ダウンスウィングでは右肩が下がりやすくなる。
一方、左利き目は、アドレスやスウィング中に胸が開きにくくなるので、ボールをつかまえる体勢をキープしやすい特徴があります」。松山英樹や石川遼は利き目が左利きだそうで、特に松山のスウィングは『左利き目』の特徴がよく現れているとのこと。
トップで深く肩が入っている
ダウンスウィングで胸が開いていない
インパクト後に頭が残っている
ちなみに野球界では、たびたび「右利き目・左打ちのバッターは選球眼がいい」ということが言われている。その理由は『投手側の視野が広いこと』。松井秀樹やイチロー選手がそれにあたる。
さらに面白いのが、回転寿司のカウンター。多くの回転寿司店では、寿司ネタが右から来る。これは日本人が右利き目が多いという統計結果をもとに、回転寿司の設備メーカーが作ったという説がある。
まだまだ研究余地のある『利き目』。あなたは左右、どちらが利き目だろうか？
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