長さやロフトに気持ちで負けるな
Vol.1とVol.2では、青山薫プロにアイアンのいろは「8番アイアン」を教わりました。
では、5番アイアンと6番アイアンはどうすればいいのでしょうか?
「まず6番だが、8番とはたった2番手しか変わらないが、長さが1インチ長くなる。これをきちんとミートする技術を身につけることだ。急に振りにくくなるのは、ヘッドの重さを感じにくいから。長い番手を持っても、力まず、リズムを変えずに打てるようになることだな」
なるほど、たかが2番手、されど2番手ってことですね。
「5番に関しては、ロフトが問題だ。ロフトが25度以下であっても、ちゃんと球を上げるには、ハンドファーストにボールを上からとらえて、ある程度スピンで球を上げる打ち方が必要になる。これは力まずに、すくい上げないことが大事だが、長くてロフトが少ない番手でもこれをしっかりできることができれば、UTやFW、ドライバーだって簡単だよ」
なるほど、「5番アイアンはロングショットの入り口」ってそういう意味だったんですね!
フルショットの先生″6番アイアン″
ポイント1
トップでヘッドの重さを意識する
長くなると振りにくく感じてリズムが崩れやすい。トップでクラブの重さを感じること。クラブの重さを感じられていない人は力んでいる証拠。トップでクラブの重さを意識することで、打ち急ぎを防いでしっかり振れるんです。
ポイント2
両手の間に支点を作る
クラブを握る際の「支点」をグリップの左右の手の真ん中にイメージすると、手元が流れずヘッドを意識をして振り抜きやすい
ポイント3
踏み込み打ちでリズムをつかもう
リズムがつかめない人は、左足を1歩前に踏み出しながら打つ練習をしてみよう。左足を踏み出しながらダウンスウィングするのがコツ
ロングショットの入口″5番アイアン″
ポイント1
軌道は自然とフラットになる
クラブが長い5番は、スウィングもフラットなのが自然。打ち込もうとしすぎてアップライトにならないように注意しよう
ポイント2
顔は上げずにインパクト
ハンドファーストに球をとらえるには、インパクトまで顔を上げてはダメ。お腹を緩めずに、下を向いてインパクトしよう
なるほど。6番アイアンはヘッドの重さを感じて振れば、長い番手でも芯を喰うことができる。5番アイアンは″上から打って球を上げる″感覚がわかればどの番手でも打てるんですね! これで皆さんもアイアンマン!