前回、前々回と、ティペグと飛距離の関係について取り上げています。ティペグとボールの接地面や形状によってスピン量が変化し、その結果、飛距離が伸びる!ということでした。
ヘッドスピードが速い人は接地面が少なくてスピン量が減るものがいいというのは分かったんですが、女性やシニアなど、ヘッドスピードが出ない人にはどんなティが合うのでしょうか?早速調べてみました!
ヘッドスピードが速くない女性やシニアの方々は高さで飛ばす必要があります。なので、スピン量が多くなるティを選ぶことで飛距離を伸ばすことが出来るのです。というのは内海大祐プロ。具体的にどんなティがいいのか、ご紹介していきましょう!
今回の試打はヘッドスピード46m/sの内海プロですので、必ずしも飛距離には反映されませんが、スピン量を中心に見てみてくださいね!
プットティ【飛距離272.0ヤード・スピン量2590回転】
置くだけで簡単にティアップが出来るティ。刺さなくてOK!高めの打ちだし角が特徴で、キャリーでボールを飛ばします。置くティなので、インパクト時の抵抗がなく飛距離がアップするそうです。毎回高さが変わることもないのでおすすめです!
打ちだし角:14.3度
ボール初速:70.1m/s
最高到達点:26.4ヤード
エアロスパークティ ネオLS【274.3ヤード・スピン量2510回転】
ヘッド速度が遅めでもOK!ボールが上がりにくい人が飛ばせるティ。とっても軽いので持ち運びにも便利ですし、軽量化することでインパクトの抵抗を限りなく小さくしています。
打ちだし角:15.5度
ボール初速:69.9m/s
最高到達点:34.8ヤード
パワーコイルティ【飛距離269.8ヤード・スピン量2670回転】
スウィングのパワーが逃げないティ。バネの効果で分厚いインパクトになるそうです。胴体部分が伸びて曲がるので、ヘッド部分と胴体の両方でインパクトの衝撃を吸収して飛距離を伸ばすそうです。
以上のような、スピン量が少し多めになるティを使えば、ヘッドスピードのない女性やシニアの方でも高く大きく飛ばすことが出来て、結果ティで飛距離がアップしますよ!
プロたちが使うティの中にはこんなものも…
ボールと接地する部分がシリコン素材でできているというこのティ。接地面は大きいけれど打った瞬間に台座の部分のシリコンが上手につぶれるので、影響力はほとんどないんですって。
今度から、プロたちはどんなティを使って試合に出ているのか、確かめながら観戦するのも面白いかもしれませんよ(^o^)